## page was copied from YakketyYak/ReleaseNotes ## page was copied from XenialXerus/ReleaseNotes ## pag e was copied from ZestyZapus/ReleaseNotes ## page was copied from ArtfulAardvark/ReleaseNotes ## page was copied from CosmicCuttlefish/ReleaseNotes ## When adding features to this page, please add credits for the relevant upstream developers where appropriate. ||'''Table of Contents'''<
> <>|| = イントロダクション = このリリースノートには、 Ubuntu 19.04 (Disco Dingo) のリリース概要とUbuntu 19.04とそのフレーバーに関する既知の不具合を記述しています。 === サポート期間 === Ubuntu 19.04 は[[Releases|2020年1月]]までの9ヶ月間サポートされます。 長期サポートが必要な場合は、[[BionicBeaver/ReleaseNotes/Ja|Ubuntu 18.04 LTS]]の利用を推奨いたします。 === 公式フレーバーのリリースノート === 公式フレーバーのリリースノートは[[#Official_flavours|こちら]]で確認できます。 <
> = Ubuntu 19.04を入手する = == Ubuntu 19.04をダウンロードする == イメージはお近くのミラーサイトからもダウンロードできるでしょう。 ISO およびフラッシュ可能なイメージはこちらからダウンロードできます: http://releases.ubuntu.com/19.04/ (Ubuntu Desktop and Server) <
> http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu/releases/19.04/release/ (Less Popular Ubuntu Images) <
> http://cloud-images.ubuntu.com/daily/server/disco/current/ (Ubuntu Cloud Images) <
> http://cdimage.ubuntu.com/netboot/19.04/ (Ubuntu Netboot) <
> http://cdimage.ubuntu.com/kubuntu/releases/19.04/release/ (Kubuntu) <
> http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/19.04/release/ (Lubuntu) <
> http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-budgie/releases/19.04/release/ (Ubuntu Budgie) <
> http://cdimage.ubuntu.com/ubuntukylin/releases/19.04/release/ (Ubuntu Kylin) <
> http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-mate/releases/19.04/release/ (Ubuntu MATE) <
> http://cdimage.ubuntu.com/ubuntustudio/releases/19.04/release/ (Ubuntu Studio) <
> http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/19.04/release/ (Xubuntu) == Ubuntu 18.04 LTSからのアップグレード == デスクトップ環境でのアップグレード手順は次のとおりです: * システム設定から「ソフトウェアとアップデート」を開きます。 * 3番目の「アップデート」と書かれたタブを選択します。 * 「Ubuntuの新バージョンの通知」のドロップダウンメニューを「すべての新バージョン」にします。 * Alt + F2を押してコマンドボックスに"update-manager -c"と入力します(ダブルクオーテーションは付けません)。 * 「ソフトウェアの更新」が開いて、次のように表示されるはずです: 「19.04 が入手可能です」 * 表示されない場合、"/usr/lib/ubuntu-release-upgrader/check-new-release-gtk"を使用することもできます。 * 「アップグレード」を押し、画面に表示される指示に従います。 サーバー環境でアップグレードするには、次の手順を用います: * {{{update-manager-core}}} をインストールしていない場合はインストールします。 * /etc/update-manager/release-upgrades の {{{Prompt}}} 行が normal に設定されていることを確認します。 * {{{do-release-upgrade}}} のコマンドでアップグレードツールを起動します。 * 画面に表示される指示に従います。 注意: サーバーのアップグレードではGNU screenを使用しており、通信が切断されてしまった場合などでも自動的に再アタッチします。 Ubuntu DeskotpおよびUbuntu Serverのオフラインでのアップグレードオプションはありません。公式ミラーや各地の接続可能なミラーのいずれかにネットワーク接続できることを確認して、上記の指示に従ってください。 === i386環境でのアップグレード === i386アーキテクチャーのユーザーは、Ubuntu 18.10へアップグレードできません。i386アーキテクチャーは現在サポートの終了について検討中であり、すでにリリースされているものより短いサポート期間のそれに移行するべきではないからです。 <
> = Ubuntu 19.04 の新機能 = == アップグレードされたパッケージ == === Linux カーネル🐧 === Ubuntu 19.04 は Linux リリースシリーズ '''5.0''' をベースにしています。 このカーネルには、次のサポートが含まれます: AMD Radeon RX Vega M graphics processor 、 Raspbery Pi 3B および 3B+ の完全なサポート、 Qualcomm Snapdragon 845 、多くの UBS 3.2 および USB Type-C の改善、 Intel Cannonlake グラフィックス、電源節約の大幅な改善、 Skylake X サーバーの P-State ドライバーサポート、 POWER メモリー保護キーのサポート、 AMD Secure Encrypted Virtualization に対する KVM のサポート、リモートおよびダイレクトなShared Memory Communication (SMC-R/D)、 Open for Business (OFB) および IBM Z 上での zcrypt および、その他、 18.04 LTS で採用された カーネル 4.15 以降の多数の改善。 === ツールチェインのアップグレード 🛠️ === Ubuntu 19.04 はリフレッシュされた最先端のツールチェインが採用されています。その中には次のものが含まれます: libc 2.29 、 ☕ OpenJDK 11 、 boost 1.67 、 rustc 1.31 およびアップデートされた GCC 8.3 とオプションで GCC 9 、 🐍 Python 3.7.3 がデフォルトとなり、 💎 ruby 2.5.5 、 php 7.2.15 、 🐪 perl 5.28.1 および golang 1.10.4。 POWER および AArch64 のツールチェインでもクロスコンパイラ―方面で改善があり ARM 、 S390X および RISCV64 をターゲットしたクロスコンパイルが有効になりました。 ##=== Network configuration === == Ubuntu Desktop == === Desktop のアップデート === Ubuntu 19.04 は最新の GNOME デスクトップ 3.32 を同梱しています。これにより、パフォーマンスの改善、バグフィックスや重要な新機能の導入が行われています。 * デスクトップは GNOME 3.32 へアップグレードされました。 * 様々なパフォーマンスの改善。 GNOME Shell はより早く、より反応良く感じられるようになりました。[[https://discourse.ubuntu.com/t/gnome-3-32-performance-ubuntu-19-04/10208|技術的な詳細はこちら]] * フラクショナルスケーリングのサポート。 * Wayland セッションでは 100% から 200% の間で、 25% 刻みでスケールさせることができます。 * 試験的なサポートではありますが、Xorg セッションでも同様の機能を有効にすることができます。詳細は[[https://community.ubuntu.com/t/x11-hidpi-scaling-available-for-testing-on-disco/10293|こちら]] * 新しいサウンド設定パネルにより、インプットデバイスおよびアウトプットデバイスをこれまでより簡単に選択できるようになりました。 * GNOME Initial Setup に変更が加えられ、事前により多くの設定をおこない、ロケーションサービス(例えば、自動的にタイムゾーンを切り替えられるようなもの)を有効にすることが簡単になりました。 * Tracker がデフォルトで含まれるようになりました。これによりデスクトップは最近使われたファイルをトラックできるようになり、検索が改善しています。 * 右クリックハンドリングのデフォルトが "area" になりました。これにより、二本指でのクリックとタッチパッドの右下の角をクリックの両方が右クリックとなります。 * alt-tab は、デフォルトでウィンドウの切り替えとなっています。アプリケーションの切り替えのデフォルトは、super-tab となっています。 * Dock でのウィンドウのプレビュー順は静的に処理されるようになりました。ウィンドウが追加された順に表示されます。 * IWD が Network Manager と一緒に使われるように有効になっています。 IWDは wpa supplicant の代替となるもので、今後のためにテストしている段階です。 * VMware 上に Ubuntu Desktop をインストールすると、統合を強化するため、 open-vm-tools パッケージが自動的にインストールされます。 * Yaru テーマはより洗練され、アップデートされ、新しいアイコンテーマを取り入れています。 * セーフグラフィックモード。新しいオプションが GRUB メニューに追加され、これにより "NOMODESET" がオンの状態で起動できます。このオプションを使うことで、特定のグラフィックカードに起因する問題を解決する手助けになりますし、システムをブートさせ、システムに必要とされているプロプライエタリドライバーをインストールすることができます。 * Firefox の最新リリース(66.0)および !LibreOffice の最新リリース(6.2.2)が利用でき、デフォルトでインストールされています。 == Ubuntu Server == === qemu === QEMU は 3.1 リリースへアップデートされました。 Cosmic からの大きな変更点については、 [[http://wiki.qemu.org/ChangeLog/3.0|3.0]] と [[http://wiki.qemu.org/ChangeLog/3.1| 3.1]] の changelog をご確認してください。 以前のバージョンからの移行は通常通りサポートされています。アップグレードの際は、 [[https://wiki.ubuntu.com/QemuKVMMigration#Upgrade_machine_type|マシンタイプのアップグレード]] が常に推奨されます。これにより、最新版でのすべての改善や修正の恩恵を受けることができます。 QEMU は今や [[https://virgil3d.github.io/|virglrenderer]] が有効となっており、これにより、仮想 3D GPU を QEMU 仮想マシンの内部に作ることができます。これは GPU パススルーには劣るものの、プラットフォームが古典的な [[https://www.linux-kvm.org/page/How_to_assign_devices_with_VT-d_in_KVM|PCI パススルー]] や よりモダンな [[https://www.kernel.org/doc/Documentation/vfio-mediated-device.txt|mediated devices]] に対応していない場合にも簡単に使えます。 === libvirt === libvirt はバージョン 5.0 へアップグレードされました。 Cosmic で採用されている 4.6 以降の詳細についてはアップストリームの [[https://libvirt.org/news.html|changelog]] をご確認ください。 多くの変更の中で注目すべきは、 [[https://libvirt.org/formatdomain.html#elementsGraphics|GL enabled graphics]] や [[https://libvirt.org/formatdomain.html#elementsHostDevSubsys|mediated devices]] をゲストごとに生成されるカスタムな apparmor プロファイルで守りながら設定できることができる点です。これは、前述の QEMU セクションで言及した GPU ベースの [[https://libvirt.org/formatdomain.html#elementsHostDevSubsys|mediated devices]] や [[https://libvirt.org/formatdomain.html#elementsVideo|VirGL]] を利用する上で必要となります。 === dpdk === Ubuntu には 18.11.x の最新の DPDK stable リリースブランチが含まれています。最新 (非 stable) のバージョンは 19.20 はDPDK の (Open vSwitch のような) ダウンストリームプロジェクトと互換性がなく採用されていません。 DPDKの依存関係は、多かれ少なかれ共通でテストされたコンポーネントになるよう再構築されました。これによりDPDKをインストールするほとんどの環境でフットプリントは小さくなり、アクティブになりうるコードが少なくなっています。 詳細は [[http://dpdk.org/doc/guides/rel_notes/release_18_11.html|リリースノート]] を確認してください。 === samba === Samba はバージョン 4.10.x へとアップデートされました。ここでの大きな変更の1つは Python 3 のサポートです。 19.04 では、 samba およびその依存関係は、 tdb を除き、すべて Python 3 にのみ依存しています。 tdb は依然として Python 2 パッケージ、つまり、 python-tdb をビルドしていますが、 samba 本体を含め、その他の全ては Python 3 のみです。 === open-vm-tools === VMware ゲストとして、より統合された状態で実行できるようにすべく、 Ubuntu 19.04 は最新の open-vm-tools バージョン 10.3.10 を採用しています。詳細な変更内容はアップストリームの [[https://raw.githubusercontent.com/vmware/open-vm-tools/stable-10.3.10/open-vm-tools/ChangeLog|changelog]] を参照してください。 === Raspberry Pi 🥧 === Ubuntu 19.04 では raspi3 ubuntu-server プレインストールイメージで Blutooth サポートを簡単に有効にできるようになっています: pi-bluetooth package (いまや multiverse で利用可能です)を `sudo apt install pi-bluetooth` とコマンドを実行して、インストールしてください。 注意点としては、サポートされている Bluetooth を持つ Raspberry Pi デバイス(執筆時点で Raspberry Pi 3B 、 3B+ および 3A+)はどんなときでも、シリアルコンソールまたは Bluetooth サポートのどちらか一方が有効にできる点があります。 pi-bluetooth パッケージをインストールして、 `/boot/firmware/config.txt` を編集し、 `enable_uart=1` にセットすると、シリアルコンソールが有効になり、 `enable_uart=0` にセットすると Bluetooth が有効になります。変更は次回再起動時に有効になります。 === OpenStack Stein === Ubuntu 19.04 には最新の !OpenStack リリースである Stein が同梱されています。 次のコンポーネントが含まれています: * !OpenStack Identity - Keystone * !OpenStack Imaging - Glance * !OpenStack Block Storage - Cinder * !OpenStack Compute - Nova * !OpenStack Networking - Neutron * !OpenStack Telemetry - Ceilometer, Aodh, Gnocchi, and Panko * !OpenStack Orchestration - Heat * !OpenStack Dashboard - Horizon * !OpenStack Object Storage - Swift * !OpenStack Database as a Service - Trove * !OpenStack DNS as a Service - Designate * !OpenStack Bare-metal - Ironic * !OpenStack Filesystem - Manila * !OpenStack Key Manager - Barbican !OpenStack のこのリリースについて、完全な詳細を確認するには [[http://releases.openstack.org/stein/|OpenStack Stein のリリースノート]]を参照してください。 !OpenStack Stein は [[OpenStack/CloudArchive|Ubuntu Cloud Archive]] を通じて、 Ubuntu 18.04 LTS ユーザー向けにも !OpenStack Stein が提供されます。 '''警告''': デプロイされたOpenStack環境のアップグレードは容易にできるとは言いがたいプロセスであり、 !OpenStack 毎に固有のアップグレード手順の計画やテストを気にするべきものです。 Jujuを利用したUbunu OpenStackのデプロイ方法についてのさらなる情報は [[https://docs.openstack.org/charm-guide/latest/19.04.html|OpenStack Charm リリースノート]]を必ず読んでください。 === Open vSwitch === Open vSwitch は2.11へアップグレードされました。 詳細は[[http://openvswitch.org/releases/NEWS-2.11.0|リリースノート]]をご確認ください。 ##=== dpdk === ##Ubuntu includes 18.11.x the latest stable release branch of DPDK. The very latest (non-stable) version being 18.08 was not chosen for downstream projects of DPDK (like Openvswitch) not being compatible. ##See the [[http://dpdk.org/doc/guides/rel_notes/release_17_11.html|release notes]] for details. ##=== cloud-init === ##The version was updated to [[https://launchpad.net/cloud-init/trunk/18.4|18.4]]. Notable new features include: ## * Add datasource Oracle Compute Infrastructure (OCI). ## * SmartOS: Support for re-reading metadata and re-applying on each boot (Mike Gerdts) ## * Scaleway: Add network configuration to the DataSource (Louis Bouchard) ## * Azure: allow azure to generate network configuration from IMDS per boot. ## * Support access to platform meta-data in cloud-config and user-data via jinja rendering. ## * OpenStack now runs at local time frame paving the way for network ## configuration in the next release. ## * Fix utf-8 content in user-data [[http://pad.lv/1768600|LP: #1768600]] ## * many SmartOS improvements ##=== curtin === ##The version was updated to 18.1.59. Notable new features include: ## * Enable custom storage configuration and multi-distribution support ## * Handle zpool/zfs clear when wiping disks ## * Rescan for lvm devices after assembling raid arrays ## * Add timing and logging functions ## * Parse_dpkg_version: support non-numeric in version string ## * Don't allow reads of /proc and modprobe zfs through ## * block: use uuid4 (random) when auto-generating UUIDS for filesystems ## * reread ptable after wiping disks with partitions ## * Fix WorkingDir class to support already existing target directory. (LP: #1775622) ## * Fix extraction of local filesystem image. (LP: #1775630) ## * Fix tip-pyflakes imported but unused call to util.get_platform_arch ## * subp: update return value of subp with combine_capture=True. ## * Continuous Integration test improvements === s390x === IBM Z および LinuxONE / s390x 固有の強化内容(18.10以降)には以下が含まれます。 * s390x が 1M huge pages (および要求があれば 2GB huage pages) をサポートしているため、 libhugetlbfs (v2.19) のサポートがネイティブな s390x (Bug:1823132) および KVM (Bug:1803315) に追加されました。これにより、大きなメモリフットプリントを伴うワークロードを実行しているカスタマーは改善されたメモリパフォーマンスより恩恵を受けることができます。 * いまや、カーネルインフラストラクチャ(4.17以降)および s390-tools が準備できたため、 I/O デバイスの自動設定機能が利用できるようになりました (Bug:1776631)。 * (Bug:1784643) により Ubuntu Server は (lib-zfcp-hbaapi により) 32GB ラインスピードの能力を持つポートスピードをサポートしています。 * 暗号化リソースのパススルー機能が強化されました (Bug:1787405)。 * qemu 3.1+ (Bug:1786956) へのアップグレードおよび現在のカーネルにより、 s390x 向けの最新の KVM の機能が利用できるようになりました。 * これに限られるわけでありませんが、例えば、 KVM 向けの PCI パススルー (Bug:1799446) および virtio-crypto (Bug:1802514) のサポートが挙げられます。 * s390x 向けの virio-gpu の有効化 (Bug:1799467) および (Bug:1799472) により、いまや UI ベースのツールで KVM 仮想マシンをより良く管理することができます。 * PCI Virtual function の有効化と s390x 固有の変更も加えられています (Bug:1814684)。 * Valgrind はいまや z13 (SIMD を含む) をサポートしています (Bug:1799696)。 * また、 NVMe をサポートする新しい PCI エラー報告ツールが、 s390-tools パッケージに追加されました (Bug:1802499)。 * zKey が CCA ライブラリの失われている際のエラーメッセージの点で強化され (Bug:1808520)、フォルダーハンドリングが修正されました(Bug:1803958)。 * opencryptoki 3.11 へアップグレードされ、 EP11 トークンのパフォーマンスが改善(Bug:1804020)、 zl4 機能が強化され (Bug:1804257)、 CPACF ハッシュはいまや EP 11 トークンを使用します (Bug:1803994)。 * libica が 3.4.0 へアップグレードされ、拡張 SHA をサポートするようになりました (Bug:1803962)。 * binutils 2.32 (Bug:1803998) へのアップグレードは、 top へのパッチ (Bug:1824097) と併せて、 z13 abi での命令変更を修正する助けとなり、 relro の部分的サポートを提供しています (Bug:1783294)。 * openssl-ibmca が 2.0.2 (Bug:1804233) へアップグレードされたことで、 libica シンボルが解決できない場合に失敗していたのが修正されました。 * (Bug:1804408) により pam_mount の LUKS2 が PAM 向けに導入されました(一方で、 LUKS1 のサポートは残っています)。 * KASAN (KernelAddressSANitizer) 向けのスタックをクリーンアップするための変更がピックアップされました (Bug:1804645)。 * 4.20 で採用されたカーネルの強化により、いまや s390 用の CPU-MF auxiliary trace data ファイルが作成されるようになりました (Bug:1805428)。 * AP キュー (APQN) が拡張され (Bug:1805429)、 (Bug:1804019) タグが追加され (Bug:1800867)、 vfio/vfio-ap は強化されました (Bug:1818854)、 (Bug:1805414)。 * python-zhmcclient がパッケージされるようになり、 universe にて利用可能になりました (Bug:1805367)。 * smc-tools が 1.2.0 へアップグレードされました。この中には smc-rnics および smc_dbg が含まれます (Bug:1815425)。 * ipv4 および ipv6 でのレイヤー2向けの TSO (TCP セグメンテーションオフロード) のサポートが拡張されました (Bug:1805793)。 * efi-lockdown はカーネルがロックダウンしたときに、 debugfs を制限するように修正されました (Bug:1807686)。 * 保護キー AES (paes) モジュールにより、クリアーなキーから保護されたキーを引き出せるようなサポート (Bug:1811354)。 * FCP での DIF および DIF+DIX 統合保護メカニズムが、別々に設定されるようになりました。 * アプリケーションは zdsfs がマウントされた後につくられたデータセットへアクセスできるようになりました。 zdfs を再マウントする必要はありません (Bug:1814538)。 * Zone awareness changes for lsmem / chmem in util-linux were picked-up (Bug:1814765). * qeth のパフォーマンス (OSA および ハイパーソケット) が一般的なコードの変更 (Bug:1814899) により改善され、リンクスピードの強化がカーネル (Bug:1814891) およびツール側の (Bug:1814892) でおこなわれました。これは、将来のネットワークハードウェアへの準備です。 * binutils へ新しい命令のサポートが追加されました。これの強化された命令のサポートによりパフォーマンスの改善につながります (Bug:1815040)。 * 新しい glibc バージョン 2.29 (Bug:1817523) には s390x 向けのいくつかの小さな改善がおこなわれました。これは vx および vxe が重要なhwcap としてマークすることで、チューニングされた共有ライブラリーを別々に提供することができるようにするためです (Bug:1821200)。 * cryptsetup の 2.1.0 へのアップグレードがいくつかの修正をともなって採用されました。例えば、 LUKS2 フォーマット向けのオンディスクのヘッダーサイズ計算などです (Bug:1814769)、 (Bug:1815484)。 * なんといっても、 s390-tools は 2.8.0 へアップグレードされました。 * そして、最後に、 zkey および pervasive encryption がインストーラーにより自動的に使用されるサポートが追加されました (Bug:1766865)。 LPAR ないしは z/VM ゲストのインストールを実行しているときに "Guided - use entire disk and setup encrypted LVM" を選択すると、 zkey が自動的に使用されます。この場合、 CryptoExpress ドメインがマスターキーセットともに有効になります。 = 既知の問題 = 予想される通り、あらゆるリリースと同じように、今回のUbuntu 19.04のリリースにもユーザーが陥りそうな重大な既知の不具合がいくつか存在します。現時点で判明している不具合(およびいくつかの回避策)をここに記録しておきます。これらの不具合については、再度報告する必要はありません。 == Desktop == * インストール中にサードパーティー製ドライバーを選択すると、インストールが開始するまでに長時間の待ち時間が発生します。これは、 ubuntu-drivers ツールがキャッシュをリフレッシュするためです。数分待ってください。そうすれば、インストールは通常通り続行されます。 (bug Bug:1824905) * Broadcom のワイヤレスが装備されているシステムでセキュアブートが有効になっている場合、プロプライエタリドライバーをインストール中に選択したあとでも、 bcmwl dkms モジュールが再起動後もアンインストールされたままとなってしまいます(結果として、 wifi が機能しません)。これは dkms ツールのリグレッションにより発生したものです。ワークアラウンドとして、 `sudo apt-get install --reinstall bcmwl-kernel-source` よりターゲットシステムに bcmwl-kernel-source package を差インストールする必要があります。 (bug Bug:1821823) <> <
> = 公式フレーバー = 公式フレーバーの各リリースノートは、以下のリンクより参照できます:: * Kubuntu [[https://wiki.ubuntu.com/DiscoDingo/ReleaseNotes/Kubuntu]] * Lubuntu [[https://lubuntu.me/disco-released]] * Ubuntu Budgie [[https://ubuntubudgie.org/blog/2019/03/27/19-04-release-notes]] * Ubuntu Kylin [[http://www.ubuntukylin.com/news/shownews.php?lang=en&id=923]] * Ubuntu MATE [[https://ubuntu-mate.org/blog/ubuntu-mate-disco-final-release/]] * Ubuntu Studio [[https://wiki.ubuntu.com/DiscoDingo/ReleaseNotes/UbuntuStudio]] * Xubuntu [[https://wiki.xubuntu.org/releases/19.04/release-notes]] <
> = より詳しい情報 = === バグレポート === あなたのコメントやバグレポート、レポートへのコメント・パッチの投稿・提案は、バグの修正や将来のリリース品質の改善につながります。[[http://help.ubuntu.com/community/ReportingBugs|ツールを用いてバグを報告してください]]。 バグの修正を通じて貢献したいのであれば、 [[http://wiki.ubuntu.com/BugSquad|Bug Squad]] ページが役に立つでしょう。 === Ubuntuに参加するには === Ubuntuを支援したいのであれば、以下の支援できる方法の一覧に目を通してみてください。 === Ubuntuに関して === Ubuntuに関するより詳しい情報は、 [[https://www.ubuntu.com|Ubuntu サイト]]や [[https://wiki.ubuntu.com|Ubuntu wiki]] を確認してください。 Ubuntuの開発に関するアナウンスを受け取るには、Ubuntu開発アナウンスメーリングリストを購読してください。 https://lists.ubuntu.com/mailman/listinfo/ubuntu-devel-announce