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Debianポリシーマニュアルに基づいて(Debianポリシーマニュアルには「'Recommends' フィールドには、特別な場合でないかぎり一緒に使用されるパッケージが書かれます」とあります)、デフォルトではパッケージマネジメントシステムが「Recommends:」に記述されたパッケージを、「Dependes:」に書かれたものと同じようにインストールするようになりました。もし特定のパッケージでこの動作をさせたくない場合、「apt-get --no-install-recommends」を指定してください。また、常に設定するのであれば、「/etc/apt/apt.conf」に「APT::Install-Recommends」を設定してください。ただし、この設定を行うと、一部のプログラムでは期待される機能の一部が使えなくなることがあります。 Debianポリシーマニュアルに基づいて(Debianポリシーマニュアルには「'Recommends' フィールドには、特別な場合でないかぎり一緒に使用されるパッケージが書かれます」とあります)、デフォルトではパッケージマネジメントシステムが「Recommends:」に記述されたパッケージを、「Dependes:」に書かれたものと同じようにインストールするようになりました。もし特定のパッケージでこの動作をさせたくない場合、「`apt-get --no-install-recommends`」を指定してください。また、常に設定するのであれば、「`/etc/apt/apt.conf`」に「`APT::Install-Recommends`」を設定してください。ただし、この設定を行うと、一部のプログラムでは期待される機能の一部が使えなくなることがあります。
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X.Orgの設定ファイル({{{/etc/X11/xorg.conf}}})には、まだマウスやキーボードの設定を行うInput``Deviceという設定項目が残されていますが、これらの設定は無視されます。これはinput-hotplug機能が利用されているからです。キーボード設定は{{{/etc/default/console-setup}}}のものが利用されます。変更したい場合、「sudo dpkg-reconfigure console-setup」を実行して行います。この変更を行った場合、HALとXの再起動が必要です(例:システムを再起動します)。 X.Orgの設定ファイル({{{/etc/X11/xorg.conf}}})には、まだマウスやキーボードの設定を行うInput``Deviceという設定項目が残されていますが、これらの設定は無視されます。これはinput-hotplug機能が利用されているからです。キーボード設定は{{{/etc/default/console-setup}}}のものが利用されます。変更したい場合、「`sudo dpkg-reconfigure console-setup`」を実行して行います。この変更を行った場合、HALとXの再起動が必要です(例:システムを再起動します)。
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この変更は、コンピュータを再起動すると元に戻ってしまいます。この操作で問題が解決したのであれば、「sudo editor /etc/sysctl.conf」で設定ファイルを開き、次の行を追加した上で保存し、再起動後も設定が反映されるようにしてください。 この変更は、コンピュータを再起動すると元に戻ってしまいます。この操作で問題が解決したのであれば、「`sudo editor /etc/sysctl.conf`」で設定ファイルを開き、次の行を追加した上で保存し、再起動後も設定が反映されるようにしてください。

このリリースノートは、Ubuntu 8.10とそのバリエーションに関する既知の不具合について記述しています。

最低限必要な環境

Ubuntu 8.10では、動作に必要な最低現のメモリとして256MBを要求します(一部のコンピュータでは、グラフィックカードが利用するために、メインメモリの一部を自動的に消費していることに注意してください)。

もし最低限のメモリしか搭載していない場合、通常の環境に比べて、インストールに非常に時間がかかります。ただし、インストールが正常に完了すれば、利用する上ではあまり問題は起こりません。メモリの少ないシステムではDesktop CDを用いてインストールする場合は、「コンピュータに変更を加えずにUbuntuを使ってみる」を選択するのではなく、「Ubuntuをインストールする」をメニューで選択し、インストーラーだけを動作させると良いでしょう。

インストール

「推奨パッケージ」としてデフォルトでインストールされるパッケージ

Debianポリシーマニュアルに基づいて(Debianポリシーマニュアルには「'Recommends' フィールドには、特別な場合でないかぎり一緒に使用されるパッケージが書かれます」とあります)、デフォルトではパッケージマネジメントシステムが「Recommends:」に記述されたパッケージを、「Dependes:」に書かれたものと同じようにインストールするようになりました。もし特定のパッケージでこの動作をさせたくない場合、「apt-get --no-install-recommends」を指定してください。また、常に設定するのであれば、「/etc/apt/apt.conf」に「APT::Install-Recommends」を設定してください。ただし、この設定を行うと、一部のプログラムでは期待される機能の一部が使えなくなることがあります。

アップグレード

Ubuntu 8.04のユーザは、Ubuntu 8.10に簡単で自動化されたプロセスでアップグレードすることができます。より古いUbuntuを利用しているユーザは、最初にUbuntu 8.04へアップグレードしなければなりません。より詳しい手順は、http://www.ubuntu.com/getubuntu/upgrading にあるかもしれません。

NVIDIAの「レガシー」ビデオカードのサポート

NVIDIAの71系・96系プロプライエタリドライバ(これはUbuntu 8.04ではnvidia-glx-legacynvidia-glxとして提供されていました)は、Ubuntu 8.10に含まれるX.Orgと互換性がありません。NVIDIA TNT・TNT2・TNT Ultra・GeForce・GeForce2・GeForce3・GeForce4・Vantaなどのハードウェアを利用している場合、アップグレード時にフリーなnvドライバへの差し換えが行われます。このドライバは3Dアクセラレーションをサポートしていません。

これ以外のNVIDIAハードウェアのユーザの場合、173系・177系のドライバであるnvidia-glx-173nvidia-glx-177への差し換えが行われます。しかし、96系・71系ドライバと異なり、173系・177系ドライバはSSEをサポートしたCPU(たとえばIntel PentiumIIIやAMD Athlon XP以降)でしか動作しません(訳注:Intel CoreシリーズやPentium Dualcore・Pentium M、最近のCeleronやAMD Phenomシリーズ、Athlon64などでは全く問題ありません)。SSEをサポートしていない古いCPUを利用する場合、古いNVIDIAのハードウェアを利用している場合と同じく、nvドライバへの差し換えが行われます。

X.Orgの入力デバイスについて

X.Orgの設定ファイル(/etc/X11/xorg.conf)には、まだマウスやキーボードの設定を行うInputDeviceという設定項目が残されていますが、これらの設定は無視されます。これはinput-hotplug機能が利用されているからです。キーボード設定は/etc/default/console-setupのものが利用されます。変更したい場合、「sudo dpkg-reconfigure console-setup」を実行して行います。この変更を行った場合、HALとXの再起動が必要です(例:システムを再起動します)。

X.Orgのevdevのxmodmapには互換性がありません

X.Org 1.5の新しいevdev入力ドライバは、Ubuntu 8.04 LTSまでのものと異なるキーコードを出力します。もしこれまでに~/.Xmodmapファイルを用いてキーバインドを設定していた場合、アップグレード時に手動で変換するか無効にする必要があります。

UbuntuStudioのリアルタイムカーネルのサポートについて

Ubuntu 8.10に含まれるLinuxカーネル2.6.27には、リアルタイム版のカーネルが含まれていません。UbuntuStudio 8.04を利用されていて、リアルタイムカーネルが必要な方は、UbuntuStudio 8.10にアップグレードしない方が良いでしょう。

その他の不具合

Intel 4965 無線LANカードを使っていると、フリーズすることがある

Linuxカーネル2.6.27に含まれているIntel 4965無線LANカードのiwlagnドライバは、802.11n無線ネットワークを使っている場合にカーネルパニックを引き起こすことがあります。この問題に遭遇した場合、linux-backports-modules-intrepidパッケージをインストールし、より新しいバージョンのドライバを利用することでこの問題を解決することができます(新しいドライバを使わなければ問題を解決できないことは把握できていましたが、修正版をカーネルパッケージ本体に含めることができなかったのです)。

TCPタイムスタンプ

Linuxカーネル2.6.27から、TCPパケットのタイムスタンプオプション(RFC 1323)がセットされるようになりました。このオプションは1992年当時のものに比べて、遙かに広帯域で・時間がかかり・レイテンシの大きな経路を通過する場合のパフォーマンスを向上させ、さらに広帯域な環境での信頼性を向上させますが、不幸な偶然によってこれまで無効になっていました。

しかし、この変更によって、一部のユーザには問題が起きるかもしれません。接続先のサーバとユーザの間に、バグのあるルータが挟まっている場合に限られると信じていますが(たとえば、一部のVerizon DSLサービス(訳注:アメリカの大手ISP)を利用しているユーザから問題に遭遇したという報告があります)。もしインターネット接続全般にはほとんど問題がないにも関わらず、どこか特定のWebサイトに接続できない場合、次のコマンドを試してみてください。

sudo sysctl -w net.ipv4.tcp_timestamps=0

この変更は、コンピュータを再起動すると元に戻ってしまいます。この操作で問題が解決したのであれば、「sudo editor /etc/sysctl.conf」で設定ファイルを開き、次の行を追加した上で保存し、再起動後も設定が反映されるようにしてください。

net.ipv4.tcp_timestamps = 0

このバグの根本的な原因は、あなたがお使いのルータ(ご家庭で利用されているブロードバンドルータ・無線LANルータなども含みます)か、プロバイダのルータにあります。もしお持ちのルータに新しいファームウェアが提供されているのであれば、メーカーの案内する手順にしたがってアップグレードしてみてください。もしくは、ルータのメーカーや、プロバイダのサポートセンターに連絡してみてください。同時に、Linuxカーネルの開発者たちは相互運用性を取り戻すため、これらのルータでTCPタイムスタンプオプションが正しく機能するような方法を探しています。この修正は8.10リリース後に、安定性向上のためのアップデートとして取り込まれる予定です。

詳細:bug #264019 また、我々はこの問題に対するドキュメントを提供して頂いた、Mandrivaに感謝を申し上げます。

iSCSIの起動における問題

iSCSIのターゲットデバイスを利用している場合、起動時にマウントされないことがあります。これは、/etc/fstabに設定を記述していて、かつ、ブリッジもしくはbonding(訳注:複数のイーサネットデバイスを束ねて利用する設定)を行ったネットワークインターフェースを利用してiSCSIターゲットに接続している場合に発生します。一時的な回避策は、システムが起動してから、イーサネットデバイスが正しく機能する状態になったことを確認した上でopen-iscsiサービスを手動で再起動し、その上でファイルシステムをマウントしなおすことです。通常のイーサネットデバイスを利用したネットワーク設定の場合、この問題には該当しません。

詳細: bug #227848.

IntrepidReleaseNotes/ja (last edited 2009-02-16 07:46:01 by soum4)