JapaneseEnvironment
日本語版独自の記述
日本語に関する新機能・仕様変更
日本語環境セットアップヘルパはありません
- Ubuntu 10.10までのJapanese Remix環境で提供してきた「日本語環境セットアップヘルパ」は、Ubuntu 11.04以降では提供を行いません。Ubuntuソフトウェアセンターから必要なソフトウェアの導入を行ってください。
日本語入力に関連する制限
環境によって、IBusのインジケーターアイコン(画面右上に表示されるキーボードのアイコン)が表示されないことがあります。そのような場合、こちらの情報を参考に設定を施すと、ひとまず表示されるようになります。
- ただし、dconf-editorの項目は[desktop]-[unity]-[panel]を[com]-[canonical]-[unity]-[panel]と、
['JavaEmbeddedFrame', 'Wine', 'scp-dbus-service', 'Update-notifier']を['JavaEmbeddedFrame', 'Wine', 'Update-notifier']と、
['JavaEmbeddedFrame', 'Wine', 'scp-dbus-service', 'Update-notifier', 'ibus']を['JavaEmbeddedFrame', 'Wine', 'Update-notifier', 'ibus']と読み替えて下さい。
- IBusの仕様が変更され、ibus-mozcやibus-skkなどをインストールした際「キーボード・インプットメソッド」の「インプットメソッド」タブで追加しなくてもibus-daemonを再起動後自動的に認識されるようになりました。ただし優先順位は自動で決定されるため、手動で変更したい場合は同じタブの「使用するインプットメソッドをカスタマイズ」にチェックを入れてください。
- ATOK X3のインストールには「dpkg 1.15.8 対応 deb パッケージ」が必要です
Ubuntu 11.04以降で採用されているdpkg 1.15.8(以降)で行われた仕様変更により、ATOK X3のインストールには「dpkg 1.15.8 対応 deb パッケージ」が必要です。 http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=048707 から修正版を入手してインストールしてください。
- ATOK X3インストール時の注意
- Multiarchサポートにより、gtk-query-immodules-2.0の場所が/usr/lib/i386-linux-gnu/libgtk2.0-0/gtk-query-immodules-2.0に、gtk.immodulesの場所が/usr/lib/i386-linux-gnu/gtk-2.0/2.10.0/に変更されています。
- UbuntuでATOK X3を使用する際の注意
- ATOK X3で採用しているIIIMFはGTK+3に非対応のため、GTK+3アプリケーションではXIMで日本語を入力します。これにより、候補ウインドウの表示位置が不正確になります。
TeX Liveが2012になりました
Ubuntu 12.10では、TeX Liveが2009から2012ベースのものにアップデートされました(2012年9月時点のWheezyと同じ環境です)。最新のTeX Liveには日本語TeXの多くの機能が統合されているため、Ubuntu 12.04 LTSまでとは多くの点で異なります。代表的なものは次のとおりです。
- ソースとしてUTF-8が使えるようになりました。文字コードの自動判定は入っていないため、EUC-JPなどのTeXソースを使う場合は、platexに「-kanji=euc」オプションを追加して実行してください。
- pTeXやokumura-clsfilesはTeX Liveに取り込まれたので、texlive-lang-cjkパッケージをインストールするだけで、日本語TeXをPDFにするために最低限必要なものが揃います。
- updmap-sysを使って簡単にフォントを埋め込めるようになりました。
TeX Liveの主な変更点については、TeX LiveのRelease Historyを確認してください。
QuantalQuetzal/ReleaseNotes/ja/JapaneseEnvironment (last edited 2012-10-21 09:10:12 by ikuya-fruitsbasket)