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はじめに

Ubuntu開発者は、オープンソースコミュニティーが提供する最も新しく、そして素晴らしいソフトウェアをあなたに提供するため迅速に対応しています。Ubuntu 13.04リリースはUbuntuの最新バージョンです。

Ubuntu 13.04を入手する

Ubuntu 12.10からのアップグレード

デスクトップ環境でUbuntu 12.10からアップグレードするには、次の手順を用います。:

  • 「ソフトウェアソース」を開きます。
  • Alt + F2を押してコマンドボックスに"update-manager"と入力します(ダブルクオーテーションは付けません)。
  • アップデートマネージャーが開いて、次のように表示されるはずです: 「新しいディストリビューション '13.04' にアップグレードできます」
  • 「アップグレード」をクリックし、画面に表示される指示に従います。

サーバー環境でUbuntu 12.10からアップグレードするには、次の手順を用います。:

  • インストールされていない場合、update-manager-coreパッケージをインストールします。

  • コマンドsudo do-release-upgradeを入力してアップグレードツールを起動します。

  • 画面に表示される指示に従います。

注意: サーバーのアップグレードではGNU screenを使用しており、通信が切断されてしまった場合などでも自動的に再アタッチします。

Alternate CDからのオフラインでのアップグレードオプションはUbuntu DesktopやUbuntu Serverにはもはや提供されません。公式ミラーや各地の接続可能なミラーの1つへのネットワーク接続があることを確認して上記の指示に従ってください。

他のリリースからのアップグレード

他のUbuntuのリリースのユーザーはまず、12.10にアップグレードしてから、13.04にアップグレードする必要があります。

12.10へのアップグレードについてのさらなる情報を得るには、upgrade instructionsをご覧ください。

Windows向けUbuntuダウンローダーは提供されません

Wubiにはさまざまなバグがあり、修正が最終リリースに間に合わなかったため、Ubuntuチームでは、Ubuntu 13.04をWubiインストーラーを含める形ではリリースしません。この決定についての詳細は、ここで読むことができます。Windowsシステムのパーティションを切り直さずにUbuntuを試したいユーザーは、Wubiではなく、DVDまたはUSBディスクからブートできるライブシステムを利用してください。

サポート期間が短縮されます

Ubuntu 13.04は、9ヶ月間のみサポートされます。これまでの「LTSではないリリース」は18ヶ月間サポートされていました。詳細な情報は、ここ または ここ のアナウンスを参照してください。

Ubuntu 13.04のダウンロード

13.04のイメージは、近くにあるミラーサイトからダウンロードできます。

13.04のISOは以下からダウンロードできます:

http://releases.ubuntu.com/13.04/ (Ubuntu Desktop and Server)
http://cloud-images.ubuntu.com/releases/13.04/release/ (Ubuntu Cloud Server)
http://cdimage.ubuntu.com/netboot/13.04/ (Ubuntu Netboot)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-core/releases/13.04/release/ (Ubuntu Core)
http://cdimage.ubuntu.com/edubuntu/releases/13.04/release/ (Edubuntu DVD)
http://cdimage.ubuntu.com/kubuntu/releases/13.04/release/ (Kubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/13.04/release/ (Lubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntustudio/releases/13.04/release/ (Ubuntu Studio)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-gnome/releases/13.04/release/ (Ubuntu-GNOME)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntukylin/releases/13.04/release/ (UbuntuKylin)
http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/13.04/release/ (Xubuntu)

13.04での新機能

詳細は Raring blueprint list を参照してください。

テストして、バグを発見したら報告してください:

アップデートされたパッケージ

毎回の新しいリリースの場合と同様に、パッケージ(すべての種類のアプリケーションとソフトウェア)は速いペースでアップデートされています。これらのパッケージの多くはDebianのunstableブランチから自動的に同期されています。その他のパッケージは13.04 Raring Ringtail向けに明示的にpullされています。

13.04 Raring Ringtailに投入されたすべてのパッケージのリストを見るにはraring-changesを購読してください。

Linux kernel 3.8.8

Ubuntu 13.04は3.8.0-19.29 Ubuntu Linux kernelを採用しており、これはv3.8.8 upstream Linux kernelをベースとしたものです。

Unity 7

Unity 7では多くのパフォーマンスを改善し、メモリ消費を削減し、無数のUI修正を行うことで、全般的なシェルとしてのユーザー体験を一段階引き上げました。これは、アプリケーションの検索中にDashでミスタイプしても問題なく検索されるようにする機能であったり、あるいはLauncherアイコン上でマウスホイールをスクロールさせることでアプリケーションを切り替えることができたり、サードパーティー製のデバイス操作をしやすくしたりといったものです。Ubuntuのユーザー体験の中核にある、いくつかのアイコンテーマも更新されました。

注意すべきこととして、新しくインストールした場合、デフォルトで利用可能なワークスペースは1つだけであることが挙げられます。もし、ワークスペースの数を以前のように戻すには、システム設定の外観パネルにある挙動タブのオプションで設定してください。また、Launcher上の「デスクトップを表示」ボタンを有効にすることもできます。

Upstart 1.8

このリリースでは、新しい「bridge」として、 upstart-file-bridge(8) が追加されています。これは、ファイルシステムの変化をトリガーにしたジョブを実現する機能です。たとえば、なんらかのファイルが作成されたことをジョブの「start」条件にするには、次のようにします:

start on file FILE=/var/log/foo.log EVENT=create

あるいは、ファイルグロブを用いて、いずれかのファイルが 削除された ことをジョブの「start」条件にするには、次のように記述します。

start on file FILE=/var/app/*.foo EVENT=delete

詳細は、 upstart-file-bridge(8)file-event(7) manページを参照してください。

これらとは別に、新しく upstart-monitor(8) ツールが追加されました。このツールは、Upstartイベントをリアルタイムに表示するものです。GUIアプリケーションとしても、コンソールコマンドとしても利用可能です。

LibreOffice 4.0

すべての変更点に関してはこちらをご覧ください: https://wiki.documentfoundation.org/ReleaseNotes/4.0

中核

  • ダイアログウィンドウに新しいウィジェット技術が導入
  • Firefox PersonasがLibreOfficeでもサポート

  • libcmisによるAlfresco、Nuxeo、Sharepoint向けのドキュメント管理システムが統合
  • Java依存が減少。 例: デフォルトインストールで使えるウィザードが増加
  • 内部でPython 2.6からPython 3.3への移行が完了
  • PDFインポート、プレゼンターコンソールとPythonスクリプト提供者が取り込まれた
  • 古いバイナリフィルターとたくさんの使われなくなったUNO-APIインターフェースが削除

Writer

  • ツールバーの「スタイルの適用」コンボボックスが選択しているスタイルをプレビューするように
  • DOCXとRTFドキュメントのインク機能がインポートできるように
  • ネイティブのRTF数式表現のインポート/エクスポートをサポート

Calc

  • ODSドキュメントのインポート速度が改善
  • (非圧縮)ODFドキュメントのサイズ制限が2Gbから4Gbに増加
  • XMLソースダイアログで任意のXMLコンテンツをインポートできるように

Impress/Draw

  • ImpressリモートコントロールでスマートフォンからBluetooth/Wifi経由でプレゼンテーションを操作できるように

  • MSパブリッシャーファイルをインポートできるように
  • MS Office 2013を含む『全ての』Visioファイルフォーマットをインポートできるように
  • さまざまなPPTXインポートの修正
  • ハイパーリンク/フィールドのラッピング (訳注:枠からはみ出るような場合に改行することをラッピングと言っています)
  • プレゼンターコンソールでRTLサポート

Base

  • Thunderbirdアドレス帳へのアクセスをネイティブサポート(morkドライバー)

CUPS 1.6.2 および cups-filters 1.0.34

Quantal (12.10) ですでに CUPS 1.6.x に切り替え済でしたが、リグレッションを避けるために巨大で、できの良くない Ubuntu 独自のパッチを大量に適用しなければなりませんでした。これらすべてを標準に移行することで、今では Ubuntu 独自の何かというのは一切不要になっています。

最も重要な変更点は、ネットワーク印刷方法の動作です。以前は、CUPS 独自の方法を用いていました。共有しているプリンターについての情報をサーバーがブロードキャストし、クライアントはそれらのブロードキャストを監視してクライアントサイドからどのプリンターが利用可能であるかを判断して、アプリケーションに対してはローカルキューとして見せるようにしていました。

最近になって、ディジタル印刷に関連する標準を策定するプリンターベンダーとソフトウェア企業の団体である Printer Working Group (PWG) は、共有プリンターの情報をブロードキャストする標準を策定しました。共有ファイルシステムや、スクリーンや、音楽/ビデオサーバーなどの多種多様なネットワークサービスですでに使われているプロトコルである Bonjour の上で情報をブロードキャストします。

CUPS はこの標準を 1.6.x から取り入れましたが、実装したのはブロードキャストだけで、他の機器上で動く CUPS デーモンから (あるいはその他一般的な Bonjour 対応のプリントサーバーから) のブロードキャストをリスンしていないため、リモートプリンターは自動的にローカルキューにはなりませんでした。さらに CUPS は古いブロードキャストプロトコルを移行期間なしで削除してしまいました。

この問題を解決しネットワーク印刷を以前のように簡単にするため (この 10 年の間、多くのディストリビューションが CUPS に移行したのはまさにそのためだったのですから)、OpenPrinting の cups-filters プロジェクトは cups-browsed という、デフォルトでリモートの CUPS デーモンからの (IPP プリンターも加わる予定です) Bonjour ブロードキャストをリスンしてそれぞれの共有プリンターを指すローカルプリントキューを自動的に作る追加デーモンを導入しました。これは純粋な CUPS 1.6.x のネットワーク機能とは別に動きます。

もしネットワーク内に CUPS 1.5.x あるいはそれ以前のマシンがあるなら、cups-browsed は古いタイプの CUPS ブロードキャストおよびブラウジング (リスニング)、BrowsePoll もサポートしています。/etc/cups/cups-browsed.conf のコメントを参照し、適切にファイルを編集して、cups-browsed を再起動 ("sudo restart cups-browsed") するかリブートしてください。Raring にアップグレードしたときは、BrowsePoll ディレクティブは CUPS の設定から cups-browsed に自動的に移動されています。

Ubuntu を用いた組み込みあるいはモバイルシステムを開発しているすべての方のために、CUPS パッケージは細分化され、印刷に必要な最小のスタック、つまり cups-daemon、libcups2、cups-browsed はたったの 1 MB 以下で供給されます。このパッケージでは単にリモートの CUPS サーバーからの Bonjour ブロードキャストだけをリスンし (古い CUPS ブロードキャストと BrowsePoll はオプションです)、それらのプリンターをローカルキューから利用可能にします。ローカルプリンターと直接接続するドライバーおよびフィルターは存在しません。

もう一つ以前からサポートされていたけれどもリリースノートでは触れられて来なかったことを: ローカルプリンターを共有すると、Apple の iOS デバイス (iPhone, iPad, iPod Touch) からの印刷も可能になります。

Python 3.3

我々は最終的にPython 2ではなくPython 3をUbuntuデスクトップイメージとともにリリースするつもりです。Ubuntu 13.04イメージはこのプロセスを継続しますが、Ubuntu 13.04の最終イメージに向けてすべてをPython 3に変換することはできないでしょう。

もし、Python 2をベースにしたプログラムを持っている場合でも心配は要りません。Python 2はしばらくの間、引き続き(pythonパッケージとして)利用可能です。しかし、将来のUbuntuのバージョンを十分にサポートするには、自分のコードをPython 3へポートすべきです。Python/3にはこれについていくらかのアドバイスとリソースがあります。

一般

早期に問題を発見するため、デフォルトでApportによる自動クラッシュレポートが再度有効になりました。クライアント側で重複をチェックし、ほとんどの場合で不必要なデバッグデータのアップロードやLaunchpadバグレポートを作成しなくなりました。

「ソフトウェアの更新」

13.04の「ソフトウェアの更新」は、アプリケーションや手動でインストールしたパッケージを優先して表示する、シンプルな「詳細」表示を提供します。ライブラリやベースシステムに依存したパッケージは、これらとは別のひとつのアイテムとして下に集められます。

Ubuntu

Upstart User Sessions (technology preview)

今回のUbuntuリリースにはUpstart User Sessionsのテクノロジープレビューが含まれており、Upstartがユーザーのデスクトップセッションを管理できるようになります。この機能はUbuntu 13.04ではデフォルトで無効にされていますが、テスト用に手動で有効にすることができます。

すべてのユーザーでUpstart User Sessionsを有効にするには:

  1. ファイル /etc/upstart-xsessions 中にある "ubuntu" のコメントを解除してください。

  2. すべてのデスクトップセッションをログアウトさせてください。
  3. デフォルトのUnityセッションにログインしてください。

無効にするには、単に "ubuntu" をコメントアウトし、ログアウトして再度ログインしてください。

実行中のUpstartセッションの詳細を調べるには、echo $UPSTART_SESSION でSession InitプロセスがリッスンしているD-Busアドレスを調べるか、$UPSTART_SESSIONの値を含むUpstartセッションのプロセスIDを一覧表示する、以下のコマンドを実行してください:

$ initctl list-sessions

通常のUpstartコマンドの組み合わせが利用できます(initctlstartstopなど)。例えば、すべてのセッションジョブを一覧表示するには、以下を実行します:

$ initctl list

ユーザーセッションの中から system ジョブを一覧表示するには、以下の2個のコマンドのうちどちらかを実行してください:

$ initctl --system list
$ sudo initctl list

セッションジョブは、/usr/share/upstart/sessions/ ならびに $XDG_CONFIG_HOME/upstart/ から読み込まれます。(または、$XDG_CONFIG_HOME がセットされていない場合は $HOME/.config/upstart)

セッションジョブの出力は、$XDG_CACHE_HOME/upstart/ にログ出力されます。(または、$XDG_CACHE_HOME がセットされていない場合は $HOME/.cache/upstart/ に)

完全な詳細は init(5) を参照してください。

Friends

13.04でのソーシャル・ネットワーキングは、過去のUbuntuリリースで提供されていたGwibberのバックエンドを置き換える、Friendsサービスによって扱われるようになりました。これには移行作業は必要なく、Ubuntu Online Accountsにソーシャル・ネットワーキングアカウントを設定していれば、Friendsサービスが動作します。UnityでのGwibber lensはFriends lensに置き換えられ、ほぼ同じように動作します。Gwibberクライアントアプリケーションはデフォルトではもはや含まれなくなり、ソフトウェアセンターで同様の機能を持ったfriends-appをインストールすることができます。

Ubuntu Server

OpenStack Grizzly

Ubuntu 13.04には、OpenstackのGrizzlyリリースが含まれています。13.04でサポートされているOpenStackプロジェクトには以下のものがあります: Nova、Glance、Swift、Keystone、Horizon、Cinder、Quantum。Ceilometerも、13.04のUbuntu Universeに含まれています。

Openstack Grizzlyは、Ubuntu Server 12.04 LTSの Ubuntu Cloud Archive でも利用できます。

OpenStackは、引き続きJuju Charmsを利用してデプロイすることができます。Grizzlyリリースには、ポートランドのOpenStackサミットでデモンストレーションしたように、OpenStackを高可用性の設定でデプロイする機能も含まれています。より詳しいドキュメントは、 OpenStack HA Reference architecture を参照してください。

Juju

Ubuntu 13.04には、PythonベースのJuju 0.7が含まれています('juju'パッケージ)。

また、Go言語でリライトしたJuju('juju-core'パッケージ)のイニシャルリリース(1.10.0)も-backportsリポジトリに収録されており、Juju 0.7パッケージと共存してインストールできるようになっています。

インストール後、デフォルトバージョン(0.7)に戻したい場合は、次のように操作します:

$ sudo update-alternatives --set juju /usr/lib/juju-0.7/bin/juju

この操作後、新しい1.10.0リリースに変更するには、次のように操作します。

$ sudo update-alternatives --set juju /usr/lib/juju-1.10.0/bin/juju

1.10.0(Go言語版)リリースは、0.7で実現されていたエンドユーザー向けの機能は完全には実装されていません。たとえば、LXCベースのローカルプロバイダは1.10.0では未実装です。両方をインストールする場合も、0.7を基本にすることになるでしょう。

より詳細な情報を得るには、Juju documentationを確認してください。

MAAS

Ubuntu 13.04にはMAASの最新リリース(1.3)が含まれています。この新しいUpstreamリリースは過去のMAASリリースと比較して、様々なバグの修正や改良が含まれています。以下の新しい機能が含まれています:

  • タグ経由で各ノードごとでカスタマイズ可能なカーネルのコマンドライン。
  • イメージベースインストール用のインストールパス。
  • 最新のiLOバージョンをサポートした、IPMI検出の改良。
  • 複数のJuju環境をサポート(MAASユーザーごとに1つ)。

Simple Streams

Ubuntu cloud imageとしてダウンロードできるすべてのコンテンツについて、マシンリーダブルなJSONデータが追加されることになりました。このデータは、「simple streams」と呼ばれ、http://cloud-images.ubuntu.com/releases/streams/ から入手できます。このデータを用いたクライアントのサンプルが、「simplestreams」パッケージとしてUbuntu上に用意されています。このクライアントを使うと、Ubuntuからリリースされるイメージにあわせて、手元やクラウドのイメージを更新することができます。

Ceph 0.56.4

Ubuntu 13.04には、最新のCeph Bobtail LTSリリース(0.56.4)が含まれています。OpenStack KeystoneのRADOSゲートウェイに統合されており、Swiftの代替として利用することができます。

CephについてはJuju Charmを使うことで簡単にデプロイすることが可能になっています。特に大きな変更は次の点です。

  • OSDのバックエンドで利用されるディスクフォーマットはXFSになりました。「ceph」「ceph-osd」Charmの設定オプションを変更することで、この指定は変更可能です。
  • 「ceph-radosgw」Charmは、bobtailによるKeystoneへの統合をサポートします。

アップグレードに伴う詳細な情報は、Cephのドキュメントを参照してくださいrelease notes.

MongoDB 2.2.4

Ubuntu 13.04にはMongoDB 2.2.4が含まれています。このリリースはSSLサポートが追加され、MongoDBをセキュアに利用することができます(ただし、Jujuを用いる場合は2.0以降が必要になります)。13.04の開発サイクルでは、ARMサポートも強化されています。

このバージョンのMongoDBリリースは12.04と12.10にも公式にバックポートされます。

OpenvSwitch 1.9.0

Ubuntu 13.04には、OpenvSwitch 1.9.0が含まれます。これは、最新の安定版リリースで、Linux 3.8がUpstreamによって完全にサポートされています。このリリースでは、bridge compatibilityモジュールが公式にdeprecated扱いとなっており、ユーザーはこの機能からの移行を計画する必要があります。このリリースに関する詳細は、release notesを参照してください。

Kubuntu

Xubuntu

13.04をインストールするには、1GBのUSBデバイスが必要になります。Xubuntu 13.04の更に詳しい情報は、Xubuntuリリースアナウンスを参照してください。

Edubuntu

  • Ubiquityステップインジケーターは不正確です。インストールのステップを進むとともに、下にある全体のプログレスバーのインジケーターは前か後ろに見えるでしょう。LP: #1172626

Lubuntu

Lubuntuのリリースノートを参照してください。

Ubuntu Studio

Ubuntu Studioリリースに関する情報はRaringRingtail/UbuntuStudioを参照してください。

UbuntuKylin

UbuntuKylinは、Beta1からchinese-calendarやindicator-china-weatherにおけるいくつかのバグ修正、fcitxをデフォルトにして、テーマの改良を行いました。UbuntuKylinのリリースに関する情報はUbuntuKylin/1304-ReleaseNotesを参照してください。

Ubuntu GNOME

  • Ubuntu Desktopチームとの調整により、Ubuntu 13.04では GNOME 3.6の使用を続けることに決定しました。GNOME 3.6の新機能の概要については、GNOME3.6のリリースノートを参照してください。

  • GNOME3 PPA を利用すると、先んじてGNOME 3.8をUbuntuで使用できます。通常のupgradeではなくdist-upgradeをする必要があることに気をつけてください。dist-upgradeをしなかった場合、アップグレード後にGDMやGNOME Shellが起動しません。問題が発生する場合に備えて、GNOME3 PPAを利用する前に、必ずppa-purgeについて熟知しておいてください。

  • GNOME3 Staging PPAでは、追加のGNOME3.8アプリが利用できます。しかしそのアプリケーションには既知のバグがあり、バグによっては深刻またはクリティカルなものがあります。

  • デフォルトのアプリケーションに関して、Ubuntu GNOME Remix 12.10から変更があります。
    • Firefoxが、GNOME Web (Epiphany)に代わって採用されました。
    • Ubuntu Software CenterとUpdate Managerが、GNOME Software (gnome-packagekit)に代わって採用されました。
    • LibreOfficeが、AbiwordとGnumericに代わって採用されました。

    • 置き換わったアプリケーションも、インストールして利用できます。それらはデフォルトでインストールされていないというだけです。

既知の問題点

ソフトウェアでは避けられないことですが、Ubuntu 13.04のリリース作業において、いくつかの大きな問題点が見つかっています。ここでは、すでに明らかになっている問題点(そしてその回避策)を示します。また、ここに記述のあるバグは、追加で報告する必要はありません。:

ブートとインストール作業・インストール直後

  • インストーラーを用いたアップグレード、あるいは再インストールを行う際に、既存の「暗号化されたswap」があると、インストーラーがパーティションを再利用できないはずです。このとき警告が表示されますが、インストールそのものは完了してしまいます。インストール対象のシステムはswapを有効にすることができないため、ユーザーにはswapを再作成することが推奨されます。swapの追加と有効化のためには、次のドキュメントを参照してください。:https://help.ubuntu.com/community/SwapFaq (LP: #1172002)

  • 非常にメモリの少ないシステムへのインストールは、インストールの開始に失敗するか、明示的なエラーが表示されずに中断します。このようなケースでは、swapを作成してインストールに臨むことが推奨されます。swapの追加と有効化のためには、次のドキュメントを参照してください。:https://help.ubuntu.com/community/SwapFaq (LP: #1172161)

  • 「unattended reboots」指定(preseed環境)を利用しても、casper(訳注:Live環境のこと)が終了時にユーザーからのENTERキー入力を待ち続けてしまいます。この挙動は、次のコマンドを再起動前に呼び出すことで(たとえば、late_commandとして指定することで)回避できます。"sed -i 's/eject -p -m.*/&; [ "$prompt" ] || return 0/' /etc/init.d/casper" (LP: #1172653)

  • まれな現象として、インストーラーの「インストールタイプ」設定画面で、「次へ」ボタンが機能しないことがあります。この現象に遭遇した場合、一度「戻る」ボタンを押し、再度実行すると先に進むことができます。 (LP: #1172572)

環境移行

グラフィックとディスプレイ

デスクトップ

  • Skypeが起動しません (LP: #1155327)

  • Googleから配布されるChromeのインストーラーは、libudev0を前提に構成されています。Ubuntu 13.04ではlibudev1を利用しています。この齟齬は現在テスト中のChrome 28で改善される予定です。現時点では、オープンソース版のchromium-browserパッケージをソフトウェアセンターからインストールし、Googleが修正版をリリースするのを待つことをお勧めします。(Google: #226002)

カーネル

  • さまざまなハードウェア上で、HDMIオーディオが機能しないというバグレポートが行われています。いくつかはプロプライエタリドライバが必要なもので、またいくつかは内蔵アナログオーディオ機能が原因です。典型的なケースでは、そもそもサウンド設定がまったく表示されません。(LP: #1169984)

Ubuntu Server

  • OpenStack Novaには、新たにnova-conductorモジュールが追加されました。このモジュールは、RPCを用いてnova databaseに登録されたnova-computeノードを操作できる、というものです。nova-conductorは、典型的にはnova-computeとは分離してデプロイされます。これには、アップグレード時に手動で作業を行う必要があります。 LP: #1168757

MAAS

  • MAASサーバー用インストールでは、インストール時にmaas-region-controllerとネットワーク的に接続されていなければインストールに失敗します (LP: #1172566)

Ubuntu GNOME

  • 「共存インストール」オプションが機能しません (1164592)。

  • システム設定に2つのオンラインアカウントがあります。ひとつは連絡先やドキュメント、そしてEvolutionで利用するGNOMEツールです。もうひとつはEmpathy、Gwibber、Shotwell、もしインストールしているならUnity、で利用するUbuntuのツールです。(1040193)


上記以外の既知の不具合については、LaunchpadのRaring Ringtailバグトラッカーをご覧ください。

バグレポート

Ubuntu 13.04のリリースで上記以外のバグが含まれていても驚くことはありません。バグレポートや、レポートへのコメント・パッチの投稿・提案は、バグの修正や将来のリリースの品質の改善につながります。ツールを用いてバグを報告してください

バグの修正を通じて貢献したいのであれば、Bug Squadページが役に立つでしょう。

Ubuntuプロジェクトの貢献者たち

Ubuntu 13.04は、貢献者たちの活躍なくしてはリリースされなかったことでしょう。

開発者テスターリリースチームのメンバードキュメントの執筆者翻訳者バグ解析の担当者と、バグを報告してくれた、多くのユーザーの方々そして、UbuntuはDebianLinuxカーネル、そして数多くの素晴らしいアップストリームソフトウェアプロジェクトに支えられています。みんな、ありがとう!

Ubuntuに参加するには

Ubuntuを支援したいなら、以下の支援できる方法の一覧に目を通してみてください。

より詳しい情報

Ubuntuに関するより詳しい情報は、UbuntuのWebサイトUbuntu wikiを確認してください。

Ubuntuの開発に関するアナウンスを受け取るには、Ubuntu-devel-announceメーリングリストを購読してください。

RaringRingtail/ReleaseNotes/Ja (last edited 2013-04-26 04:34:59 by jmatsuzawa)