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はじめに
このリリースノートには、 Ubuntu 15.04 (Vivid Vervet)のリリース概要とUbuntu 15.04とそのフレーバーに関する既知の不具合を記述しています。
サポート期間
Ubuntu 15.04のUbuntu Desktop、Ubuntu Server、Ubuntu Core、Kubuntu、Ubuntu Kylin、その他すべてのフレーバーのサポート期間は9ヶ月です。
公式フレーバーのリリースノート
各公式フレーバーのリリースノートは、こちらで確認できます。
Ubuntu 15.04の入手
Ubuntu 15.04のダウンロード
ISOイメージは、以下からダウンロードできます。お近くのミラーからも入手できるでしょう。
http://releases.ubuntu.com/15.04/ (Ubuntu Desktop and Server)
http://cloud-images.ubuntu.com/releases/15.04/release/ (Ubuntu Cloud Server)
http://cdimage.ubuntu.com/netboot/15.04/ (Ubuntu Netboot)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-core/releases/15.04/release/ (Ubuntu Core)
http://cdimage.ubuntu.com/kubuntu/releases/15.04/release/ (Kubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/15.04/release/ (Lubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntustudio/releases/15.04/release/ (Ubuntu Studio)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-gnome/releases/15.04/release/ (Ubuntu GNOME)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntukylin/releases/15.04/release/ (Ubuntu Kylin)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-mate/releases/15.04/release/ (Ubuntu MATE)
http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/15.04/release/ (Xubuntu)
Ubuntu 14.10からのアップグレード
デスクトップ環境でアップグレードするには、次の手順を用います:
- システム設定から「ソフトウェアとアップデート」を開きます。
- 3つめの「アップデート」と書かれたタブを選択します。
- 「Ubuntuの新バージョンの通知」のドロップダウンメニューを「すべての新バージョン」に設定します。
- Alt + F2を押してコマンドボックスに"update-manager"と入力します(ダブルクオーテーションは付けません)。
- 「ソフトウェアの更新」が開いて、次のように表示されるはずです: 「Ubuntu15.04が入手可能です」
- 「アップグレード」を押し、画面に表示される指示に従います。
サーバー環境でアップグレードするには、次の手順を用います:
update-manager-coreをインストールしていない場合はインストールします。
- /etc/update-manager/release-upgradesにnormalと設定されていることを確認します。
sudo do-release-upgradeのコマンドでアップグレードツールを起動します。
- 画面に表示される指示に従います。
注意: サーバーのアップグレードではGNU screenを使用しており、通信が切断されてしまった場合などでも自動的に再アタッチします。
Ubuntu DesktopやUbuntu Server向けのオフラインでのアップグレードオプションはありません。公式ミラーや各地の接続可能なミラーのいずれかにネットワーク接続できることを確認して、上記の指示に従ってください。
15.04の新機能
更新されたパッケージ群
Ubuntuでは、新しいリリースごとに、パッケージ群(アプリケーションや各種ソフトウェア)が非常に早いペースで更新されます。これらのパッケージの多くは、Debianのunstableブランチから自動的に「sync」されたものです。中には、Ubuntu 15.04用に明示的に「pull」されたものもあります。
Ubuntu 15.04に取り込まれたすべてのパッケージリストを確認するには、 vivid-changes メーリングリストを購読してください。
Linux kernel 3.19
サーバー向けに、数々のパフォーマンス関連の改善が行われました。ネットワークのバルク送信機能のサポートや、データセンターコンジェスチョンアルゴリズムのサポート、Device mapperのRAID設定下におけるdiscardコマンドのサポートが挙げられます。inodeのロックが、高負荷においても適切に機能するように改善されました。Netfilter (nftables) は、package loggingとdumpのためのファシリティを持つように発展しました。また、多くのファイルシステムに小さな新機能が加えられています。btrfsはRAID 5および6設定におけるディスク交換を改善し、スクラブ動作をサポートしました。NFSはホールパンチングと領域予約をサポートするようになっています。Overlayfsはついにアップストリームにマージされ、Ubuntuに取り込む作業が簡略化されました。ネットワーキング側では、ルーティングとスイッチオフロードのサポートを開始し、Generic UDP Encapsulationのためにチェックサムオフロードを追加しました。プロトコルを内部にネストするためのfoo-over-UDPをサポートしました。
クラウドに関しては、Device Mapper Thin Storage(dm-thin)が高負荷環境におけるパフォーマンスを改善し、また、discard処理を高速に行えるようになっています。Xenについても、たくさんの小さな改善が行われました。Hyper-V向けに、ext2ファイルシステムがデフォルト設定でスナップショットを実現できるよう、フリーズをサポートするようになりました。Open vSwitchに対しては、基本的なMPLSサポートとGeneveトンネリングが実装されました。
セキュリティに関しては、Apparmorのたくさんの改善と、クロススレッド保護対応を含むseccompサポートを改善しました。今回のリリースではまた、セキュアブートサポートにおける「key gap」問題に対して、署名済kexecをサポートしています。
起動とサービス管理
systemdが、Upstartに代わって起動とサービス管理を行うようになりました(Touchを除くすべてのUbuntuフレーバー)。15.04リリース時点で、そもそもの起動に失敗するような重大な問題は見つかっていません。現在のところ、起動しない唯一のサービスはJujuですが、このバグはリリース後のアップデートですぐに修正される予定です。その他すべてのパッケージされたUbuntuのサービスは動作すると考えられています。
なお、Upstartは引き続きuser sessionの管理に用いられます。
インストールまたはアップグレード後にシステムが起動しない場合は、バグレポートを登録し、`systemd-boot`とタグ付けしてください。また、起動初期やシャットダウン時の問題をデバッグする方法については、/usr/share/doc/systemd/README.Debianを確認してください。
GRUBのブートメニューで"Advanced options for Ubuntu"を選択し、"Ubuntu, with Linux ... (upstart)"を選択すると、一時的にUpstartで起動することも可能です。恒久的にUpstartに戻したい場合は、upstart-sysvパッケージをインストールしてください(この操作によりsystemd-sysvおよびubuntu-standardは削除されます)。
カスタムまたはサードパーティー製のUpstartのジョブを使用している場合は、相当するsystemdサービスファイルまたはSysV init.dスクリプトを作成する必要があります。包括的ガイドはsystemd for Upstart usersを参照してください。
Ubuntu デスクトップ
デスクトップについての15.04の全般的テーマは、バグフィックス、漸進的な品質向上です。また、これらに加えて、init systemとしてのsystemdへの移行を行っています。
Unity
Unityは多くのバグフィックスと新機能の追加を行っています。Locally Integrated Menuは、選択状態にないウィンドウでも利用可能になりました。Dashには多くのユーザビリティの改善に繋がる変更を加えています。
Unity 7.3
- マウスオーバー時以外も、メニューを表示させる設定項目を追加。
- フルスクリーンウィンドウの上でもDash、HUD、ログアウトダイアログが有効に。
- より速いスタートアップやシャットダウンのエクスペリエンスのためにアニメーションを調整。
Compiz 0.9.12
- nVidiaのプロプライエタリドライバーの場合にのみ起こる様々な問題(大抵の場合、空白または黒のウィンドウ)の修正(nVidiaに感謝)。
- Gnome2やUnityに匹敵する、MATEデスクトップの完全な統合的サポート。
- Gnome2のサポートのため、gtk-window-creatorを更新。
一般
Firefoxはバージョン37に、Chromiumはバージョン41にそれぞれアップデートされました。
Gnomeのプラットフォームの多くは、このリリースではバージョン3.14をベースとしています。 Qtはバージョン5.4にアップデートされました。
Pulseaudioはバージョン6にアップデートされ、次のリリースでBluez5に移行する準備が完了しました。
LibreOffice
LibreOffice 4.4 はWriterの変更追跡の改善、差し込み印刷の速度改善、テーブルなどフォーマット済みの内容が追加できるようになったシェイプの改善、Calcの統計関数の追加、ImpressとDrawのOpenGLページ切り替えの改善、Impressでのパスワード保護ドキュメントなどのたくさんの変更点があります。電子署名されたPDFの作成機能の追加、SharepointとOne Driveへの接続機能(訳注: 少なくともUbuntuのLibreOfficeではOne Driveには接続できません)のサポートもあります。.ra, .rm, .dv, .ac3, .opus, .asf, and .m4a などのたくさんの新しいマルチメディアフォーマットをサポートしました。
詳細は以下のとおりです: https://wiki.documentfoundation.org/ReleaseNotes/4.4/ja
Ubuntu Make(旧 Developer Tools Center)
Ubuntu Makeは新しいプラットフォームのサポートを継続することで、全体で15のプラットフォームをサポートすることになりました(前回のリリースは1つのプラットフォームでした)。これには、以下の機能が含まれています:
- Android NDKのサポートとAndroid Studioの最新版への移行
- その他の新しいIDE:IDEA(UltimateとCommunity両方のエディション)、phcyarm(Professional、Educational、Communityエディション)、webstorm、rubymine、phpstorm、eclipse
- Go言語コンパイラのサポート
- Firefox Developer Edition
- Dart言語エディター
- Stencylゲーム開発プラットフォーム
- 数多くのユーザビリティとアクセシビリティの改善(PPAやドキュメントなど)
これらの新機能はLTSのユーザーにも提供されます。
サードパーティーライブラリマネージャーを合理化しています。これにより、システムライブラリを上書きや混在させることなく、サードパーティーライブラリを同じように動く状態にできます。開発者はPyPIやnpm、rubygemライブラリのインストール時に、動作環境を書き潰してしまう心配がなくなりました。
Ubuntu Server
15.04のリリース時点で、すべての OpenStackプロジェクトは2015.1のKiloリリース候補が最新のものです。最終的な2015.1リリースバージョンは15.04のリリース後のStable Release Updateとして提供されます。
OpenStack Identity - Keystone
OpenStack Imaging - Glance
OpenStack Block Storage - Cinder
OpenStack Networking - Neutron
OpenStack Telemetry - Ceilometer
OpenStack Orchestration - Heat
OpenStack Dashboard - Horizon
OpenStack Object Storage - Swift
Ubuntu 15.04にはSwift 2.2.2が含まれます。このバージョンは OpenStack KiloのSwiftの最終リリースと異なります。これは、Erasure Codingの導入によって発生した新しい依存関係を15.04リリースではサポートできなかったためです。
OpenStack 2015.1において、UbuntuではNeutron FWaaS、LBaaS、およびVPNaaSのみをUbuntuのアーカイブ内のNeutron coreから分離しています。Liberty/15.10の開発サイクルの早い段階で、他のNeutron ML2メカニズムドライバーおよびプラグインのパッケージを追加するつもりです。これらは利用可能になり次第、 OpenStack Kiloのユーザーにもバックポートされる予定です。
OpenStack Database as a Service - Trove
OpenStack DNS as a Service - Designate
OpenStack Bare-metal Compute Driver - Ironic
OpenStack Filesystem - Manila
OpenStack 2015.1 は OpenStack Kilo用のUbuntu Cloud Archive経由で、Ubuntu 14.04 LTSユーザーにも提供されます。
Ubuntu 15.04にはLXDのNova Computeドライバー('nova-compute-lxd')の最初のUbuntuのリリースも含まれます。このドライバーはプロダクションでの利用の準備ができているとは言えず、この時点での実験・早期試験のために提供されています。
警告: デプロイ済みの OpenStack 環境をアップグレードすることは簡単なプロセスではありません。個々のデプロイ済み OpenStack 環境のアップグレード方法にあわせて注意深く計画をたて、テストすることを考えた方がよいでしょう。
Ubuntu OpenStack を Jujuで展開する方法については OpenStack Charm Release Notes を参照してください。
LXC
LXCコンテナマネージャーが、最新のアップストリームバージョンである1.1に更新されました。より正確には、不具合修正版の1.1.2リリースです。このリリースは完全なsystemdサポートをホスト側とコンテナ側の両方にもたらします。同様に、CRIUを用いたチェックポイント/リストアや、Open vSwitchのサポート、qcow2をバックエンドとするコンテナのサポートなどの新規機能をもたらしました。
LXCの新リリースに関する詳細: https://linuxcontainers.org/lxc/news/
LXCの新バージョンとともに、LXCFSと呼ばれる新しいヘルパーファイルシステムも導入されています。このファイルシステムはコンテナの中で制限されたコンテナリソースを公開します。結果、freeやtopなどのようなツールがコンテナのリソースを適切に報告します。これは、コンテナ内でsystemdが適切に動くようにするために不可欠な要素です。
LXCFSについての詳細: https://linuxcontainers.org/lxcfs/news/
LXCのCGroupマネージャーであるCGManagerは0.36にアップデートされ、数々のバグの改善と、LXCFSに必要な新機能をもたらしました。
CGManagerの新リリースの詳細: https://linuxcontainers.org/cgmanager/news/
LXD
Ubuntu 15.04はLXDを特徴とするUbuntuの最初のリリースです。
LXDは、高速で信頼性が高く、ネットワーク経由でスケーラブルで信頼できるシステムコンテナを管理する方法を提供するために開発されました。完全にイメージベースであり、デフォルトでセキュアであり、スナップショットとライブマイグレーションをサポートし、シンプルだがパワフルなREST APIを提供します。
LXDは2つのクライアントを提供します:
- - lxcはコマンドラインクライアントです。オペレーターが気にしない、あるいは手作業による制御を好むような小規模から中規模なサイズのデプロイ向けです。 - nova-compute-lxdはOpenstack Novaプラグインです。コンテナ管理を、仮想マシン管理と同程度に単純にします。
Ubuntu 15.04はLXD 0.7を提供します。6ヶ月に渡る開発の成果であり、プロダクション向けではなく、当然、実験向けに用意されたものです。
LXDの詳細: https://linuxcontainers.org/lxd
Juju
UbuntuのサービスオーケストレーションツールのJujuは最新の現行安定リリースである1.20.10にアップデートされました。このリリースでの新機能や改善点すべてについての詳細はアップストリームの リリースノート をご覧ください。
MySQLは5.6にアップデートされ、mainリポジトリにとどまっています。universeリポジトリではPercona XtraDB Clusterが5.6にアップデートされ、MariaDBも10.0になり、Percona Server 5.6が追加されました。
systemdに切り替わったことで、プロセスの制限、たとえば開けるファイルの最大数といった項目をユニットコンフィギュレーションファイルを変更することで指定できるようになりました。MySQLを始めとする多くのデーモンがsystemdのデフォルトで制限されるように変更されています。もしもこれらの値をチューニングしている場合は、複数の設定ファイルによる混乱を避けるため、my.cnfからopen_files_limitタイプのコンフィギュレーション設定をすべて削除し、代わりに、systemdユニットファイルからすべての設定を行うことをお勧めします。詳細は bug 1434758 を参照してください。
libvirt 1.2.12
libvirtは1.2.12リリースにアップデートされました。Xenシステムに対して、デフォルトのURIを自動で設定するようなプロファイルスクリプトが追加されました。
qemu 2.2
Qemuは2.2リリースにアップデートされました。デフォルトのVGAデバイスが、stdvgaへと変更されました。もしこの変更が問題を起こすようであれば、'-vga cirrus'を使って以前のデフォルトの設定を明示的に指定します。
詳細: http://wiki.qemu.org/ChangeLog/2.2
Open vSwitch 2.3.1
Ubuntu 15.04ではOpen vSwitchの最新リリースである2.3.1が提供されます。このリリースでは、3.13カーネルよりopenvswitchモジュールが取り込まれたために、DKMSパッケージが提供されなくなっています。
Ceph 0.94.1
Ubuntu 15.04ではCephの最新バージョンである、0.94.1 'Hammer'が提供されます。
Ceph Hammerリリースの詳細については、アップストリームのリリースノートを参照してください。
cloud-init 0.7.7
Cloud-initは現在、Python 3およびsystemdを使用しています。これはDigital Ocean上での動作およびGoogle Compute上のbase64でエンコードされたユーザーデータをサポートします。Chefサポートも改善されました。
docker 1.5.0
Docker 1.5で利用可能な機能について解説しているリリースノートはこちらにあります: https://docs.docker.com/v1.5/release-notes/
上記で解説された機能に加え、ppc64elおよびarm64の実験的サポートを提供しています。
HA関係パッケージのアップデート
- corosync 2.3.4
- haproxy 1.5.0
- pacemaker 1.1.12
Amazon AWSのi386 AMIのDeprecated
Ubuntu 15.04から、i386版のAMIの提供はDeprecated(廃止予定)ステートとなります。ユーザーは64-bit HVMインスタンスタイプに移行してください。i386版のクラウドイメージそのものはしばらくの間、 http://cloud-images.ubuntu.com/releases/vivid/current (訳注:おそらく http://cloud-images.ubuntu.com/releases/vivid/release のこと) で公開されます。
Ubuntu Core (Snappy)
15.04は、snappy Ubuntu Coreが含まれる最初のリリースとなります。これは、新しい、トランザクショナルなパッケージングシステムであるsnappyを用いた新しいUbuntuの表現方法です。
「Snappy」Ubuntu Coreは、もっとも小さく、もっともセキュアなエディションのUbuntuです。イノベーターやテクノロジスト、活発で成長しているUbuntu開発者のコミュニティ、クラウドコンテナのホスト、スマートデバイスやネットワークにつながるデバイスにとって、完璧で超効率的、トランザクショナルなUbuntuの新しいバージョンです。ドローンやロボット、ネットワークスイッチ、モバイルベースのステーション、産業用ゲートウェイ、IoT、ホームハブなどで利用できます。
すべての開発者とシステム構築に関わる人は、この新しいUbuntuの表現についての詳細や、snappy Ubuntu Core 15.04を使い始める方法について、 http://developer.ubuntu.com/snappy において知ることができます。
既知の問題
どんなリリースであっても、予想される通り、Ubuntu 15.04のこのリリースにもユーザーが陥りそうな重大な既知のバグがいくつか存在します。この時点で判明しているバグ(およびいくつかのワークアラウンド)はここに記しますので、これらのバグを再度報告するのに無駄な時間を費やす必要はありません。
起動、インストール、インストール後の問題
amd64(Intel x86 64bit)イメージで特にAppleのハードウェアをターゲットにしたもの(amd64+mac)は作成されません。ほとんどのAppleのコンピューターは現在、EFI(非レガシー)の起動方法を使えばamd64イメージを直接起動できます。ただし、その場合、ファームウェアが最新でなければなりません。何らかの理由でお使いのハードウェアでamd64イメージを適切に使用しても起動しない場合は、EFIのアップデートを保留にしていないことを確認してください。それでも動作しない場合は bug #1298894 を参考に、64bit ISOにパッチを当ててください(Macbook 2および1で動作をテストしています)。あるいは、単純にi386 (32bit)イメージを使用してください。
syslinuxの変更により、現在のところ、14.04以前のリリースからusb-creatorを使って15.04のUSBイメージを書き込むことができません。15.04のシステムから以前のリリースのUSBイメージを書き込むこともできないと考えています。今のところの回避策は、書き込むイメージにあわせたリリースを使うことです。しかしながら、この非互換性を回避するためのアップデートをすぐに提供する予定です。 1325801
VirtualBox において、現在のところインストーラーに問題があるため、インストールが完了してメディアが排出されたのちにENTERを押しても再起動されません。電源をオフにして再度投入することで、インストールされたシステムに入ることができます。これは 1447038 でトラックされています。
OEMインストールの場合、OEMインストールの初期設定と異なる言語でエンドユーザーの設定を行ったとしても、追加の言語パッケージがインストールされません(1446539)。「システム設定」より言語サポートを選択することで追加の言語パッケージをインストールすることができます。この場合ダイアログが表示され、不足している言語パックをインストールするよう促されます。
空のディスク にUEFIシステムをインストールする際に、ユーザーがカスタムパーティションを作成すると、すでにインストールされているシステムが存在しないにも関わらず、インストーラーが「UEFIインストールを強制しますか?」というダイアログを表示します(1447256)。このダイアログはパーティションのカスタマイズを行わないと表示されません。そもそも以前にインストールされたシステムに存在しないため、このメッセージは無害であり、引き続きインストールを続行することができます。
アップグレード
アップグレード前にキーボードレイアウトをいくつか設定している場合、アップグレード後に誤ったレイアウトが選択されるかもしれません(1447157)。キーボードインジケーターまたはシステム設定よりお好みのキーボードレイアウトを再度選択して、デフォルトに設定してください。この設定は再起動しても有効になります。
日本語翻訳版独自の記述
Fcitx
Tipsをまとめた専用のwikiページがありますので、必要に応じて参照ください。15.04での追加事項もあります。
インプットメソッド全般に関しての変更点は、Ubuntu_Weekly_Recipe_第370回 Ubuntu 15.04と日本語入力も参考になります。
公式フレーバー
公式フレーバーの各リリースノートは、以下のリンクで参照できます(訳注:更新日時現在、一部翻訳です):
Kubuntu https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/Kubuntu
Lubuntu https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/Ja/Lubuntu
Ubuntu GNOME https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/Ja/UbuntuGNOME
Ubuntu Kylin https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/UbuntuKylin
Ubuntu MATE https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/UbuntuMATE
Ubuntu Studio https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/UbuntuStudio
Xubuntu https://wiki.ubuntu.com/VividVervet/ReleaseNotes/Ja/Xubuntu
より詳しい情報
バグレポート
あなたのコメントやバグレポート、レポートへのコメント・パッチの投稿・提案は、バグの修正や将来のリリース品質の改善につながります。ツールを用いてバグを報告してください。
バグの修正を通じて貢献したいのであれば、Bug Squad ページが役に立つでしょう。
Ubuntuに参加するには
Ubuntuを支援したいのであれば、以下の支援できる方法の一覧に目を通してみてください。
Ubuntuに関して
Ubuntuに関するより詳しい情報は、UbuntuのWebサイトやUbuntu wikiを確認してください。
Ubuntuの開発に関するアナウンスを受け取るには、Ubuntu-devel-announceメーリングリストを購読してください。
VividVervet/ReleaseNotes/Ja (last edited 2015-04-26 10:10:16 by user-069228086061)