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Contents

  1. UWNの翻訳について
  2. 今号の概要
  3. コミュニティニュース
    1. Ubuntu 9.04のBeta Freezeが実施されました
    2. LoCo Teamの情報募集
    3. Ubuntu Server: KVMのテスト要請(call for testing)
    4. MOTU Release Teamの趣意書
    5. QA Teamによる次のTesting Day
    6. Ubuntu Drupal 6.3.0がリリースされました
  4. Ubuntuの統計資料
    1. 不具合数と先週からの推移
    2. Jauntyの翻訳数と先週からの推移
    3. Intrepidの翻訳数と先週からの推移
    4. Ubuntu Brainstormの今週のトップ5
  5. LoCoニュース
    1. Ubuntu Indiaによるユーザフォーラムの再立ち上げ
    2. Ubuntu Hondurasが活動を始めました
    3. Ubuntu Tamil TeamがMaduraiでのFossConf 2009に参加しました
  6. Jaunty Jackalopeの新機能
    1. Eucalyptusのアナウンス
  7. Ubuntuフォーラムニュース
    1. Ubuntuフォーラムの基本情報
  8. Ubuntu Planetの記事
    1. Daniel Holbach: パーティーの時間です!
    2. Soren Hansen: gtk-vncとvirt-viewerのmozillaプラグイン
    3. Thierry Carrez: 私が望むUbuntu Serverのあるべき姿
  9. ニュースサイトの記事
    1. UbuntuはJaunty Jackalopeに向けてアートワークを一新するようです
    2. Ubuntu 9.04の新しいブートスプラッシュについて
    3. Ubuntu Netbookによる静かな革命
    4. UbuntuコミュニティマネージャであるJono Baconへのインタビュー
    5. 絶対にUbuntuを使わない10の理由
  10. ブログ記事
    1. Ubuntu 9.04への興奮
    2. Ubuntuが動作し132ドルのSmartQ 5 MID
    3. Ubuntu: 携帯電話からゲーム機まで?
    4. 「Ubuntu For Non-Geeks, 3rd Edition」はとても良さそうです
    5. Ubuntuは、AppleとMicrosoftの間のどこに落ち着くのでしょうか
    6. 生半可なUbuntu入りネットブックが、一般ユーザのOSに対する印象を悪くする?
    7. WorksWithUの読者は、HP Ubuntu Server Certificationを好材料と受け取っているようです
    8. Zmandaは、Ubuntu 9.04向けのオープンソースバックアップサポートの準備をしているようです
  11. その他のニュース
    1. Qimoって何?
    2. Ubuntu Podcast 第22回
  12. ミーティングの要約
    1. Server Teamのミーティング議事録: 3月17日
    2. QA Teamのミーティング議事録: 3月18日
  13. コミュニティスポットライト
    1. Behind MOTU: Roderick Greening(rgreening)へのインタビュー
  14. 今週行われるミーティングとイベント
    1. 2009年3月23日(月)
      1. Beta Smoke Testing Day
    2. 2009年3月24日(火)
      1. アジア・オセアニア地域の委員会(Asia Oceania Membership Board)のミーティング
      2. 技術委員会(Techinical Board)のミーティング
      3. Server Teamのミーティング
      4. Desktop Teamのミーティング
      5. Kernel Teamのミーティング
    3. 2009年3月25日(水)
      1. PyCon
      2. Foundation Teamのミーティング
      3. QAチームのミーティング
    4. 2009年3月26日(木)
      1. PyCon
      2. DocumentationStringFreeze
      3. Jaunty BetaRelease
      4. モバイルチームのミーティング
      5. Javaチームのミーティング
      6. MCのミーティング
    5. 2009年3月27日(金)
      1. PyCon
      2. MOTU評議会(MOTU Council)のミーティング
      3. Jaunty Weekly Release Meeting
    6. 2009年3月28日(土)
      1. PyCon
    7. 2009年3月29日(日)
      1. PyCon
  15. Ubuntu 6.06, 7.10, 8.04, 8.10に対するアップデートとセキュリティ情報
    1. セキュリティアップデート
    2. Ubuntu 6.06のアップデート
    3. Ubuntu 7.10のアップデート
    4. Ubuntu 8.04のアップデート
    5. Ubuntu 8.10のアップデート
  16. 過去の記事とRSSフィード
  17. 更なるUbuntuニュース
  18. おわりに
  19. クレジット
  20. 用語集
  21. Ubuntuに参加する
  22. Ubuntuウィークリーニュースレターについて

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Ubuntuウィークリーニュースレター第134号へようこそ。本号では2009年3月15日〜3月21日の間に起きた、次のニュースを取り上げています: Ubuntu 9.04のBeta Freeze、LoCo Teamの情報募集、Ubuntu Server: KVMのテスト要請(call for testing)、MOTU Release Teamの趣意書、QA Teamによる次のTesting Day、Ubuntu Drupal 6.3.0のリリース、Ubuntu Indiaによるユーザフォーラムの再立ち上げ、Ubuntu Hondurasの活動開始、Ubuntu Tamil TeamによるMaduraiでのFossConf 2009への参加、Eucalyptusのアナウンス、Ubuntuフォーラムの基本情報、Daniel Holbach: パーティーの時間です!、Soren Hansen: gtk-vncとvirt-viewerのmozillaプラグイン、Thierry Carrez: 私が望むUbuntu Serverのあるべき姿、Qimoって何?、Ubuntu Podcast 第22回、Server TeamやQA Teamのミーティング議事録、Roderick Greening(rgreening)へのインタビュー、その他

UWNの翻訳について

今号の概要

  • Ubuntu 9.04のBeta Freezeが実施されました
  • LoCo Teamの情報募集

  • Ubuntu Server: KVMのテスト要請(call for testing)
  • MOTU Release Teamの趣意書
  • QA Teamによる次のTesting Day
  • Ubuntu Drupal 6.3.0がリリースされました
  • Ubuntuの統計資料
  • Ubuntu Indiaによるユーザフォーラムの再立ち上げ
  • Ubuntu Hondurasが活動を始めました
  • Ubuntu Tamil TeamがMaduraiでのFossConf 2009に参加しました

  • Eucalyptusのアナウンス
  • Ubuntuフォーラムの基本情報
  • Daniel Holbach: パーティーの時間です!
  • Soren Hansen: gtk-vncとvirt-viewerのmozillaプラグイン
  • Thierry Carrez: 私が望むUbuntu Serverのあるべき姿
  • 今週の報道記事やブログコミュニティでの発言
  • Qimoって何?
  • Ubuntu Podcast 第22回
  • チームミーティングの要約
  • Behind MOTU: Roderick Greening(rgreening)へのインタビュー
  • 今週行われるミーティングとイベント
  • 今週のアップデートとセキュリティ情報

コミュニティニュース

Ubuntu 9.04のBeta Freezeが実施されました

Ubuntu Jaunty Jackalope 9.04は3月26日に予定されているベータ版のリリースに向けて、ベータフリーズ(Beta Freeze)期間に入りました。

このフリーズ期間中は、Mainコンポーネントに属するパッケージをアップロードする場合、リリースチーム(Release Team, https://launchpad.net/~ubuntu-release )による承認が必要となります。ベータまでに対応すべき修正点がある場合は、なるべく早くリリースチームに連絡してください。Universeへのアップロードについては、手動で行う必要があるものの、リリースを管理するチームによる承認は必要ありません。

リリースチームが把握している、ベータリリースまでに判明している重要な問題点は、次のページで見ることができます: https://bugs.launchpad.net/ubuntu/jaunty/+bugs?field.milestone=2203

https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-devel-announce/2009-March/000555.html

LoCo Teamの情報募集

Richard A. Johnson(nixternal)は現在、Wiki上にあるLoCo Team(Local Community Team)一覧の整理を行っています。彼はWiki上にあるデータを元にCSVファイル形式にまとめたのですが、データの多くが古いままか間違っている場合もあることに気がつきました。そこで、最新の情報を反映させるためにすべてのLoCo Teamに、以下の形式で情報を提供するよう呼びかけています:

  • Launchpad上のチームID:
  • 国名:
  • 州名や地域名:
  • 町名:
  • チームWiki:
  • ウェブサイト:
  • メーリングリスト:
  • フォーラム:
  • メールアドレス:
  • IRCチャンネル:
  • サポートを提供しているか:
  • 公式に承認されたチームであるか:
  • 承認日時:

情報は、nixternal@ubuntu.com まで送信してください。各フィールドの入力例については、以下のアドレスから見ることができます。

https://lists.ubuntu.com/archives/loco-contacts/2009-March/002919.html

Ubuntu Server: KVMのテスト要請(call for testing)

KVMユーザースペース部分(これは8.04.2 LTSと2.6.24カーネルモジュールとあわせて利用できるようにパッケージングされています)の古さに由来する幾つかの問題を解決すべく、Dustin KirklandはJauntyのKVM-84をHardyへバックポートする準備を行いました。現在のところこのパッケージは、ubuntu-virtチームのLaunchpad PPAで利用できるようになっています。このPPAはテスト目的専用で、本番環境には利用するべきではありません。もしテスト環境があり、このパッケージを利用してフィードバックを提供していただけたら、Ubuntu Server Teamは大変助かります。利用法は次の通りです。まず、/etc/apt/sources.listにhttps://launchpad.net/~ubuntu-virt/+archive/ppaを加え、apt-get updateを行い、apt-get install kvm kvm-sourceを実行します。これによりkvmカーネル・モジュールとともにKVMのユーザースペース部分(QEMU)がアップグレードされます。その後、Launchpadにバグとして報告されている現象( https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/kvm )を確認したり、新しいバグが存在しないか確認を行います。Kirklandは、この新しいパッケージがバックポートされ、8.04.3のリリースまでに間に合うようSRUされることを望んでいます。

http://blog.dustinkirkland.com/2009/03/ubuntu-server-kvm-call-for-testing.html

MOTU Release Teamの趣意書

Universe/Multiverseに属するパッケージの「Feature Freeze exception」の審査を行うMOTUリリースチーム(MOTU Release Team)は、Intrepidの開発期間中にチームの目的や役割をまとめた趣意書を作るよう求められていました。多少時間がかかってしまいましたが、その草案が公開されています: https://wiki.ubuntu.com/MOTU/MOTUReleaseCharter  MOTUリリースチームの現メンバーは、全員この趣意書に満足しています。ただし、MOTUチームによる承認が行われていないのであくまでまだ草案のままです。この草案により、(以前は文書化されていなかった)MOTUリリースチームが行うべき役割を明示することができました。MOTUチームに属する全てのメンバーが、これを読み、考慮し、MOTUメーリングリストにて意見することが推奨されています。

https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-motu/2009-March/005590.html

QA Teamによる次のTesting Day

特定の機能に対してさまざまな動作テストを行うTesting Dayが、2009年3月23日(月)に予定されています。今回は、Ubuntuとその公式派生ディストリビューションの中からそれぞれが自由に選んだLive CD環境において、普段リポジトリからダウンロードして使用するときと同じように、Live CD上でもアプリケーションが動作するかどうかの試験を行います。機能が欠けている部分や、壊れている部分を探し、その結果をLaunchpadに報告してください。より詳しいことや参加方法は https://wiki.ubuntu.com/Testing/UbuntuTestingDay/20090323 を参照し、Freenode上の#ubuntu-testingチャンネルへ参加するようよろしくお願いいたします。「Testing Day」期間中は、皆が楽しめることを期待しています。(訳注:このTesting Dayは無事に終了しました。次は3月30日にインストーラ関係のテストが予定されています)

http://blog.qa.ubuntu.com/node/40

Ubuntu Drupal 6.3.0がリリースされました

Ubuntu Drupalの開発チームは6.3.0を正式にリリースしました。ディレクトリの構成が変更されているので、以前までのバージョンを利用している場合は、ディレクトリ構成の変更後にupdate.phpを実行する必要があります。さらに、以下の変更点などが含まれています:

  • 報告された全ての問題点に対応
  • テーマの整理と再編
  • OpenIDモジュールの改善

  • Planetモジュールのアルファ版リリース
  • IE6/7パッチが完全に動作するように修正

最新のパッケージは、次のページで取得できます: https://launchpad.net/ubuntu-drupal-releases/6.x.

http://fridge.ubuntu.com/node/1841

Ubuntuの統計資料

不具合数と先週からの推移

  • 新規(Open)の不具合 (48584) +436
  • 致命的(Critical)な不具合 (17) -3
  • 未確認(Unconfirmed)の不具合 (20038) +264
  • 未割り当て(Unassigned)の不具合 (41030) +462
  • これまで報告されたすべての不具合 (260711) +2127

BugSquadは常に、手伝ってくれる方を募集しています。もし手伝ってみたい方は https://wiki.ubuntu.com/BugSquad をご覧ください。

Jauntyの翻訳数と先週からの推移

  • スペイン語 (24915) -519
  • フランス語 (51989) -2156
  • スウェーデン語 (55104) +321
  • ブラジルポルトガル語 (58310) -426
  • イギリス英語 (87259) +704

Ubuntu 9.04 "Jaunty Jackalope"の未翻訳部分は、次のサイトで見ることができます: https://translations.launchpad.net/ubuntu/jaunty/

Intrepidの翻訳数と先週からの推移

  • スペイン語 (15253) -7
  • フランス語 (59024) -1
  • スウェーデン語 (63241) +/-0
  • ブラジルポルトガル語 (66221) +/-0
  • イギリス英語 (78012) +/-0

Ubuntu 8.10 "Intrepid Ibex"の未翻訳部分は、次のサイトで見ることができます: https://translations.launchpad.net/ubuntu/intrepid/

Ubuntu Brainstormの今週のトップ5

Ubuntu Brainstormは、Ubuntuに対するアイデアを自由に追加できるコミュニティサイトです。あなた自身のアイデアを投稿したり、他のアイデアに対して投票することができます。 http://brainstorm.ubuntu.com/

LoCoニュース

Ubuntu Indiaによるユーザフォーラムの再立ち上げ

かつて2006年にIndia LoCo Teamは、ユーザフォーラムを開始しました。その後、ホスティングに関するいくつかの深刻な問題のため、フォーラムを中断せざるをえなくなりました。先日、新しいフォーラムが立ち上がり、フォーラムへのユーザ登録が再開されています。新しいフォーラムはforum.ubuntu-in.infoで確認することが可能です。Ubuntu Indian Teamは2006年2月に設立され、先月には1000人以上のメンバーとともに3周年を向かえることができました。その間の業績として、Global Bug JamやDebian/Ubuntu Project dayやUbuntuの促進活動への参加、Ubuntu CDやDVDの配布、FOSSカンファレンス、学校や大学へのUbuntu-Indiaの代表としての出向などがあります。

http://fridge.ubuntu.com/node/1840

Ubuntu Hondurasが活動を始めました

今年の初頭、Ubuntu-Honduras Teamではどこで、どのようにUbuntuコミュニティを始めるか不明瞭な状況にありました。が、近隣のNicaraguaのGNU/Linux コミュニティの助けにより、"Linux Tour Honduras San Pedro Sula"と呼ばれる最初の公式なイベントを開催できる次第になりました。このイベントについて詳しくはこちらを見てください: https://wiki.ubuntu.com/HondurasTeam/LinuxTourSanPedroSula (注意:スペイン語ですが写真も掲載されています)

https://lists.ubuntu.com/archives/loco-contacts/2009-March/002991.html

Ubuntu Tamil TeamがMaduraiでのFossConf 2009に参加しました

Ubuntu-Tamil Teamは2009年2月27日から3月1日に行われたFossConfにてデモを行いました。これは(インドの)MaduraiにあるThiagarajar Engineering collegeにて行われました。イベントは展示、FOSSプロジェクトのデモ、トークセッションと3つのカテゴリーに分けられました。展示物のほとんど全てはUbuntuによって動いていました。このカンファレンスはTEC[1]、ILUGC[2]、NRCFROSS[3]の主催により開催されました。

https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-news-team/2009-March/000449.html

Jaunty Jackalopeの新機能

Eucalyptusのアナウンス

Søren HansenはUbuntu Jaunty Jackalopeでeucalyptusが利用できることをアナウンスしました。パッケージの説明にはこうあります:

  • EUCALYPTUSは既存の材料を用いて柔軟なコンピュータ利用を実現する複数の実装を重ね合わせて作られたオープンソースサービスです。EUCALYPTUSの目標はAmazon EC2とインタフェース互換のある柔軟なコンピュータ利用サービスをユーザが共同でホストし、既存のクラスタリングやサーバ・インフラストラクチャ上でサイトを作成できるようにすることです。EC2とのインタフェース互換性の確保は、すでにEC2上でやっていることが、あなたのローカルPC上にあるEucalyptusのインスタンスでも可能になることを意味します。

3つの注目すべきパッケージがあります:

  • eucalyptus-cloud: クラウド・コントローラー。通常はこれは一つだけ利用します。これはWalrus(Eucalyptus版S3の実装)の提供と、EC2 APIを利用するためにユーザが利用するEucalyptusの一部となります。
  • eucalyptus-cc: クラスター・コントローラー。もしEC2に詳しいなら、この機能は"Availability Zone"(訳注:複数の物理サイトに分散してサーバーを配置し、高可用性を実現するための機能)のマスターサーバであると考えてください。ほとんどの人はこれは一つだけ利用します。
  • eucalyptus-nc: ノード・コントローラー。これは仮想マシン(EC2を利用するインスタンス)のインスタンスを作成するコンポーネントです。Eucalyptus用の仮想マシンを実行するつもりのある各サーバ上にこの機能をインストールします。
  • (訳注:通常の利用方法では、eucalyptus-cloudとeucalyptus-ccを1台のサーバーマシンにインストールし、その「配下」となるコンピューターそれぞれにeucalyptus-ncをインストールします)

Ubuntu版EucalyptusとEucalyptusウェブサイトで言及されているオリジナル版との間において、注目すべき違いは、私たちのバージョンが標準の仮想化ハイパーバイザーとしてKVMを使用していることと、また、EBS(Amazon Elastic Block Store)をサポートするということです。これらのすばらしい新機能を反映するため、上流のドキュメンテーションは直にアップデートされると思われます。クィックスタートガイドは以下のリンクにあります。

http://warma.dk/blog/article/97/

Ubuntuフォーラムニュース

Ubuntuフォーラムの基本情報

Ubuntuフォーラムは、世界中にあるGNU/Linuxフォーラムの中でももっとも大きなものになりました。コミュニティの拡大と共に、スタッフはフォーラム自身やカテゴリ・機能の拡充にも着手してきました。このような活発な掲示板だと、初めて訪れる人は簡単に道に迷い、情報を得ることが難しくなってしまいます。例えば、現在の登録者は793,387人にものぼり、そのうちアクティブなメンバー(過去1ヶ月に1度でも投稿したメンバー)は、65,554人になります。また、一年前の春に行われた改装以降だけでも、995,019個のスレッドが作成され、6,367,064回もの投稿が行われました。ここでは、フォーラムを使う上で知っておくべき重要なリンク集を簡単にまとめておきます:

  • Ubuntuフォーラムの行動規範(Code of Conduct)へは、ページ上部のバナーにある「Forum Help」メニューのリンクから訪れてください: http://ubuntuforums.org/index.php?page=policy

  • スタッフの一覧( http://ubuntuforums.org/showgroups.php ):黒色もしくは緑色の名前の人は、特定のサブフォーラム(例えば、英語以外の言語で会話が行われるLoCoフォーラムや特定のプロジェクトのフォーラム)のモデレータ(Moderator)であることを表します。赤色の名前の人は、Ubuntuフォーラム全体のモデレータ(グローバルモデレータ)であり、暗い赤色の名前はフォーラムの管理者であることを表します。グローバルモデレータと管理者は、LaunchpadにあるUbuntuフォーラムスタッフチームのメンバーでもあります: https://launchpad.net/~ubuntuforums-staff

  • フォーラム評議会(Forum Council,https://wiki.ubuntu.com/ForumCouncil )は、5人のフォーラム管理者で構成されます。Mike Basingerは、コミュニティ評議会(Community Council)のメンバーでもあります。

  • Resolution Center( http://ubuntuforums.org/forumdisplay.php?f=123 )は、フォーラムのモデレーションに関する問題を解決する場所です。問題の解決に重点を置いた議論が行われるように、フォーラム評議会のメンバーのみが回答することを許されています。解決に達しなかった場合は、フォーラム評議会のミーティングで議論されることもあります(議題: https://wiki.ubuntu.com/ForumCouncilAgenda )。ミーティングはirc.freenode.netの#ubuntu-meetingで開催されます。

  • "Forum Feedback & Help"フォーラム( http://ubuntuforums.org/forumdisplay.php?f=48 )はフォーラム自体の話題(質問や問題、不具合など)を行う場所です。特に重要なスレッドは、新しく訪れた人がフォーラムのオプションや利用可能な機能について学べる、「フォーラムの機能ガイド( http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=1006656 )」でしょう。不具合については、次のサイトでも登録することができます: https://bugs.launchpad.net/ubuntuforums.org

  • スレッドや投稿を報告する機能("Report Thread"/"Report Post")は、「Reported Posts」領域にメッセージが送られます。ただし、ここを閲覧できるのはグローバルモデレータと管理者だけです。だいたい24時間あたりに40個から60個のレポートが投稿されており、それらの一つ一つに対処しています。レポートへの対処方法は、スタッフの裁量に任されています。どのように対処したかの情報をお互いに共有することで、一定の規範を作るようにしています。また、どんな場合であっても、対処法に関するする議論が行われており、実際にその対処が行われる前に、レポートを確認し意見できる時間を設けるようにしています。もちろん、spamのような投稿は例外で、即座に削除されます。

Ubuntuフォーラムは大所帯ですが、楽しく便利な場所でありつづけるよう心がけています。ぜひお越しください!

訳注:上記の内容は英語版Ubuntuフォーラムに関する情報です。日本語フォーラム( https://forums.ubuntulinux.jp/ )は、Ubuntu Japanese TeamがForum Councilとは独立して運営しています。

Ubuntu Planetの記事

Daniel Holbach: パーティーの時間です!

Daniel HolbachはJaunty JackalopeがUbuntuにとって10回目のリリースになることを指摘しています(念のためですが彼のblogにその一覧があります)。パーティーを開くためにはなんらかの口実が必要ですが、パーティーへ行くべき2つの理由(訳注:Jaunty自身のリリースとUbuntuにおける10回目のリリース)により、Jauntyのリリースパーティーは特別なものでなくてはいけません。リリースパーティーの開催方法についてや[1]、どのチームがすでに開催を決定しているかといった情報[2]は、以下をご覧ください。

ということで、パーティーに参加して楽しさを広げてください。

http://daniel.holba.ch/blog/?p=391

Soren Hansen: gtk-vncとvirt-viewerのmozillaプラグイン

Søren Hansenが、gtk-vncとvirt-viewerという新しい2つのMozillaプラグインを教えてくれました。これらのプラグインはウェブページから仮想マシンやVNCサーバへ直接アクセスすることを可能にします。コメント欄にある指摘によると、これらは厳密にはクライアント側のプラグインであること、しかしながらまだ開発は始まったばかりであることが述べられています。 これらのプラグインをどのようにウェブページに挿入するか、といった概要はこのブログ記事に書かれています。

http://warma.dk/blog/article/95/

Thierry Carrez: 私が望むUbuntu Serverのあるべき姿

ThierryはUbuntu Serverには「違い」があってほしいと望んでいます。Ubuntu Desktopはクールで、調和がとれていて、ユーザーにとって使い勝手の良いデスクトップ体験を提供するプロダクトをリリースする事で成功を得ています。Ubuntu Serverはクールで、調和がとれていて、管理者にとって使い勝手の良いサーバー体験を提供するプロダクトとなるべきです。彼は革新性と前人未踏の大胆な躍進を望んでいます。

Ubuntu Serverは何らかの機能を提供できるだけに留まらず、業界におけるベストプラクティスを実装したプロダクトであるべきです。たとえば設定ファイルをバージョン管理システムによって管理すること、ユーザー管理をリモート、ないしローカルのLDAPディレクトリで行うこと、リモート管理時に用いるシェルとしてscreenを用いること、LVMがきちんと定義されていることなどなど、単に選択肢として存在するだけでなく、適切なソフトウェア・ソリューションが統合されて提供されなければいけません。

http://fnords.wordpress.com/2009/03/20/what-i-want-ubuntu-server-to-be/

ニュースサイトの記事

UbuntuはJaunty Jackalopeに向けてアートワークを一新するようです

Linux Loopが伝えるところによると、Ubuntuはこれまでリリースごとに全く新しいテーマを約束してきましたが、何度となくそれは延期されてしまいました。しかしながら、Ubuntu 9.04 Jaunty Jackalopeのデイリービルドにおける更新具合を見る限り、ようやくその時が来たようです。Softpediaは、既に新しいログイン画面、テーマ、USplashのスクリーンショットを投稿しています。新しい背景画像はまだ決まっていませんが、既にいくつかの素晴らしい候補があがっています。Linux Loopの見解によると、たとえ現在のテーマを好んでいようとそうでなかろうと、現在のそれは古くなり新しいテーマに置き換わる準備が整っているようです。現在提案されているアートワークはどう思いました? http://www.linuxloop.com/news/2009/03/18/ubuntu-refreshes-art-for-jaunty-jackalope/

Ubuntu 9.04の新しいブートスプラッシュについて

SoftpediaのLinux部門の編集者であるMarius Nestorは、Ubuntu 9.04の新しいテーマが3月17日に導入され、Canonicalは起動時のスプラッシュ画像(USplash)テーマもより良いものに変更すると決定したことを伝えています。Ubuntuのロゴ自体はUbuntu 8.10と同じですが、より小さくなり、ローディングバーはより細くなりました。実際に見てみてどうでしょう? 17インチと19インチのLCDで試してみたNestorの言うところによると、以前よりもよりプロフェッショナルなものになり、ローディングバーはグラデーションがかかっているそうです。KubuntuのUSplashも新しいテーマに変わっています。また、Xubuntuについてはまだ変更されていなかったとも伝えています。 http://news.softpedia.com/news/Ubuntu-9-04-039-s-New-Boot-Splash-107165.shtml

Ubuntu Netbookによる静かな革命

Cnet NewsのMark Asayは述べています、「革命が常に、混乱と熱狂と共に暴力的な騒動に向かうわけではありません。時にはさざ波すら表に現れないこともあります。Ubuntu Netbookによる革命のように」と。Netbookの市場において、Hewlett-PackardやDell、その他の主だったハードウェアOEMによるUbuntuベースのNetbook販売にこぎ着けたUbuntuは明らかに勝者です。Ubuntuは大量のNetbookにインストールされ、さらにその増加速度は加速する傾向にあります。メーカーはWindows XPモデルも販売し続け、ディスカウントやリベート、その他の販売奨励金といったシステムによって事実上、Microsoftには何も払っていません。Ubuntuの存在が値下げする圧力を与えているために、Netbook市場が成長したとしてもMicrosoftにとって得るものは多くないのです。Netbookは、生産性というものがMicrosoft OfficeではなくWebという観点で評価されるようになったという意味で、これまでの秩序を変えました。多くのユーザーがブラウザやインスタントメッセンジャー、メールなどに時間を費やしたいと考えているということは、Microsoft Windowsである必要性は小さくなったということです。Windowsである必要性が小さくなったのであれば、OEMがWindowsライセンスを進んで購入する意味も小さくなります。Microsoftは、OEMやカスタマーの進歩に苦心するでしょう。もちろんCanonicalの進歩にも。革命は進んでいます。静かではありますが、確実に起こっているのです。 http://news.cnet.com/8301-13505_3-10198879-16.html

UbuntuコミュニティマネージャであるJono Baconへのインタビュー

LinuxQuestions.orgは、LQコミュニティマネージャインタビューシリーズの初回のゲストとして、UbuntuのコミュニティマネージャであるJono Baconへインタビューを行いました。これまでの、コミュニティマネージャとしての役割を振り返った上で、コミュニティマネージメントにおけるもっとも重要な役割は聞くことだとBaconは言います。「多くのコミュニティが、特にその規模を拡大した時に遭遇する問題の一つは、リーダーが幅広いコミュニティにおける状況や懸案事項について聞く能力を失うことです。コミュニティのリーダーが常に聞く能力を保ち続け、コミュニティのあらゆる側面に対して耳を傾けることはものすごく重要なことであると私は考えます」 http://www.linuxquestions.org/questions/interviews-28/interview-with-jono-bacon-ubuntu-community-manager-712635/

絶対にUbuntuを使わない10の理由

Ubuntu Productivityでは、ある種の冗談として、絶対にUbuntuを使わない理由トップ10を掲載しています。

  1. 安すぎる: 自身が所有するオペレーティングシステムを購入しないなんて、楽しくない。
  2. かわいすぎる: 好きなテーマを適用できたり、自分自身で作れたりすると、同じOS仲間との仲間意識を壊してしまう。完全に個性化できることに何の意味がある?
  3. 楽しすぎる: コンピュータは楽しむためにあるわけじゃない。楽しいコンピュータなんて危険すぎる。
  4. 頻繁に更新されすぎる: こういうアップデートは常にただうるさいだけ。本当に常に最先端である必要があるの?
  5. コミュニティが活発すぎる: そしてとても参考になる。これでは、インドのテクニカルサポートに電話して、保留中に甘く繊細な音楽を聞く機会がなくなってしまう。
  6. ソフトウェアの選択肢が多すぎる: 推薦されたものを買うだけか、OEMによってプリインストールされたものを使うだけなのに、選ぶことが必要な人なんているの?
  7. 最新のハードウェアをサポートしている: 新しいハードウェアを買いたくなっちゃうじゃないか!
  8. いろんなことができすぎる: できることが少なければ少ないほど、オペレーティングシステムを使って生産的な何かをやってみようという気持ちが薄れてくれるのに。
  9. 他のオペレーティングシステムとの協調性が高すぎる: 子供のように閉じた砂場の中で遊びたいのに。共有とか交流とかいらない。
  10. 生産性が高すぎる: ゲームで遊ぶ言い訳がなくなるよ?

http://www.ubuntuproductivity.com/journal/uncategorized/03/2009/top-10-reasons-ill-never-use-ubuntu/

ブログ記事

Ubuntu 9.04への興奮

Easy Linux CDsのブロガーは、Ubuntu 9.04 Jaunty Jackalope Alpha 6を使ってみて、その新しい機能に概ね良い評価を与えているようです。インストール自体は、これまでの通常版のUbuntuと同様、何事もなく完了しました。最初に気づいた新しい点は、新しくなったログイン画面です。暗めの色とUbuntuロゴのマッチが気に入ったようです。さらに、新しい通知システムが、通知領域に短いメッセージを表示し、自動的に消えていく様子にも言及しています。さらに、Braseroのインターフェース変更や、長い間待っていたEkigaの改装にも気づきました。OpenOffice 3.0も今回のリリースに含まれていますし、EXT4のオプションも追加されています。 http://easylinuxcds.com/blog/?p=3233 (訳注:3月26日時点でアクセスできません)

Ubuntuが動作し132ドルのSmartQ 5 MID

smartdevices.com.cnのブロガーであるMosesは、新しいSmartQ 5というデバイスを紹介しています。これは、899人民元もしくは132ドル(訳注:約13000円)のMIDです。Ubuntuを利用しており、他の多くの機能に加えて、どこでもインターネットに接続できる端末です。SmartQ 5はARMアーキテクチャとUbuntuを利用しており、おそらくARMv7アーキテクチャプロセッサをサポートしているでしょう。画像は次のリンクから確認することができます。 http://translate.google.com/translate?prev=_t&hl=en&ie=UTF-8&u=http%3A%2F%2Fwww.smartdevices.com.cn%2Finformation%2Fnews%2F200903%2F13-199.html&sl=zh-CN&tl=en&history_state0=

Ubuntu: 携帯電話からゲーム機まで?

WorksWithUのブロガーは、Ubuntuの未来について語っています。ARMプロセッサがサポートされることで、電話やゲーム機、その他のARMプロセッサが搭載されているマシン上でもUbuntuを動作させられるようになるでしょう。このブロガーは、ARMの公式サポートは2009年の4月に開始されるという公式アナウンスを根拠に、ARMサポートはUbuntu 9.04 Jaunty Jackalopeから利用可能になるであろうと推測しています。また、いくつかの調査を行った結果、プログラムの多くはすでにARMプロセッサへの移植が完了していることがわかったとも言っています。 http://www.workswithu.com/2009/03/18/ubuntu-from-cell-phones-to-game-consoles/

「Ubuntu For Non-Geeks, 3rd Edition」はとても良さそうです

Linux TodayのブロガーであるCarla Schroderは「Ubuntu For Non-Geeks, 3rd Edition: A Pain-Free, Project-Based, Get-Things-Done Guidebook」という本の推薦をしています。彼女によると、他の多くのマニュアルやハウツー本と異なり、直接かつプロジェクト指向型な説明が良いそうです。スクリーンショットを多用していることや関連情報が、何をすべきかをわかりやすくしている点も、彼女に好感を与えました。さらに良い点として、ユーモア満載であることも述べています。例えば、ある章のタイトルは「Couch Penguins: Video and DVD Playback in Ubuntu.(訳注: ペンギンソファーでくつろぐ: Ubuntuで動画とDVDの再生する方法)」となっています。また、デスクトップの利用にのみを話題にしており、ネットワークやシステム管理といった、無関係な話題にそれることがなかったことも良かったようです。コンピュータに詳しくない多くの人が、どうやっていいかわからない作業を網羅しており、コンピュータをよく知っている人があまり詳しくない友人に薦められる良い本であると結論付けています。 http://blog.linuxtoday.com/blog/2009/03/ubuntu-for-nong.html

Ubuntuは、AppleとMicrosoftの間のどこに落ち着くのでしょうか

WorksWithUのブロガーであるJoe Panettieriは、3月15日に彼のMacBook Proが壊れてから48時間の間、ブログの更新や仕事をUbuntuがインストールされたSystem76のPangolin Performanceラップトップで行わなければいけないという経験をしました。その経験が彼に気づかせてくれたことは、価格で勝負しないだろうAppleと、品質で勝負しなかったMicrosoftの間を、Ubuntuはうまく埋めているということです。Appleは常に、市場のハイエンド領域で商売をしており、Appleの製品には高額なタグがついています。Panettieriが言うには、普通のビジネスユーザーが複数のMacBook Proを買うとは思えないとのことです。さらに、現時点でWindows VistaとWindows 7の狭間にはまり込んでいるWindowsシステムは推奨できないとも述べています。デスクトップやノートブック、ネットブックで成長を続けるUbuntuは、確実でわかりやすく、信頼性の高い選択肢でありつづけています。4月にはUbuntu 9.04がリリースされることで、今年はUbuntuの成長にとって最高の年となるでしょう。 http://www.workswithu.com/2009/03/17/where-ubuntu-fits-between-apple-microsoft/

生半可なUbuntu入りネットブックが、一般ユーザのOSに対する印象を悪くする?

ZDNetのAndrew Nuscaは、PC WorldのKeir Thomasが最近Dell Mini 9のUbuntu入り249ドル版を購入した件について紹介しています。彼は小さなネットブックを愛しています:「小さな物が私の心を射止めないことなど断じてないでしょう」 しかしながら、Dellが手を加えたプリインストール版のUbuntuについては、あまり快く思わなかったようです。「まるで車をショールームから出したあとの、最後のひと磨きを忘れたようです」 Thomasは、自身が遭遇したさまざまな問題を書き記し、Ubuntuユーザから多くのメールを受けとりました。その内容は、問題を解決する方法を記したものから、他のディストリビューションへの移行を促すもの、オープンソースとはそれに耐える運命なんだと教えるものまでありました。Ubuntuはもはや、コンピュータに詳しい人向けのOSではありません。コンシューマ向けネットブックにプリインストールされた以上、「Jaunty Jackalope」や「Hardy Heron」という言葉自体を知らないユーザとも顔を会わせなければならないのです。Ubuntuにとって、エンドユーザは王様です。ここで何が起こったのでしょう? Dellはネットブックブームに便乗するために、十分に洗練されていないマシンを販売しているのでしょうか? 中途半端なLinuxベースのネットブックを大量生産するという決定が、一般的なユーザが最初に遭遇するOSの印象を悪くしているのでしょうか? http://blogs.zdnet.com/gadgetreviews/?p=2165

WorksWithUの読者は、HP Ubuntu Server Certificationを好材料と受け取っているようです

WorksWithUのJoe Panettieriによると、ここ一ヶ月受け取ったニュースの中でもっともWorksWithUの読者が期待しているのは、CanonicalがHewlett-Packardと協力しUbuntu Serverの勢いが加速する話だったそうです。明らかに、HPは同社のProLiantサーバーにUbuntu Serverをプリインストールする必要はありません。むしろHPは、Ubuntuの動作を保証することに同意したのです。これにより徐々に、リセラーやソリューションのプロバイダはより簡単にUbuntu付きのHPサーバーを販売しやすくなるでしょう。それまでの間、クラウドサービスがUbuntu Serverの普及を推し進めるでしょう。Canonicalは、Ubuntu 9.10がAmazonのウェブサービスと親密な関係になるだろうと述べています。それに加えて、RightScaleやTurnkey LinuxなどがUbuntuやUbuntuのソフトウェアアプライアンスをクラウドサービスへと移行し始めています。 http://www.workswithu.com/2009/03/19/workswithu-readers-bullish-about-hp-ubuntu-server-certification/

Zmandaは、Ubuntu 9.04向けのオープンソースバックアップサポートの準備をしているようです

4月にリリースされるUbuntu 9.04(Jaunty Jackalope)について、オープンソースバックアップソフトウェア企業であるZmandaがLinux版のフルサポートをCanonicalとともに提供するだろうと、WorksWithUのJoe Panettieriは伝えています(訳注:「Zmanda」はオープンソースなバックアップソリューションである「Amanda」に関する商用サポートを提供する企業です)。ZmandaのCEOであるChander Kantは、Zmandaが多くのLinuxディストリビューションに対してコミットし続けていることを認めています。ZmandaはすでにクライアントソフトウェアのUbuntu版を提供していますが、Kantによると、同社はサーバーコンソールをUbuntu 9.04に対して提供することで、サポートを「次の段階」へ進めようとしているようです。Kantは「Ubuntu Server Editionの市場は昨年、非常に劇的に伸び上がりました」と言っています。KantはUbuntu版クライアントが、Zmandaのクライアントソフトのダウンロード上位5位に入ったことを引き合いに述べました。 http://www.workswithu.com/2009/03/19/zmanda-prepares-open-source-backup-console-for-ubuntu-904/

その他のニュース

Qimoって何?

Qimoは子供向けにデザインされた、デスクトップオペレーティングシステムです。オープンソースであるUbuntu Linuxのデスクトップ版を基にしており、3歳以上の幼児・児童向けの教育ゲームがあらかじめインストールされています。

Qimoのインターフェースは直感的で使いやすいように、全てのインストール済みのゲームに大きなアイコンが使用されており、小さい子供達が問題なく遊びたいゲームを選択できるようになっています。 http://qimo4kids.com/page/What-is-Qimo.aspx

Ubuntu Podcast 第22回

今回は、NickとJoshが次の話題を取り上げています:

  • Florida Linux Showを楽しんだこと
  • Jaunty Alpha 6がリリースされたこと
  • パソコンケースに貼ることでパソコン中にUbuntuがインストールされていることを主張する為のアルミニウム製ステッカーのこと(cf. https://wiki.ubuntu.com/MassachusettsTeam/Projects/AluminiumCaseBadges

  • Ubuntu Forums Beginners TeamとUbuntu Classroom Teamが、堅牢なUbuntuにする為のセミナーを提案していること
  • John DvorakがUbuntuを宣伝していること
  • New Mexico LoCoのDavid Thomasへのインタビューを行い、その中でNew Mexico Linux FestとEndorphin Power Companyについて議論したこと

http://ubuntupodcast.net/2009/03/20/ubuntu-podcast-episode-22/

ミーティングの要約

Server Teamのミーティング議事録: 3月17日

Server Teamのミーティングの議事録です。IRCのログについては、次のページで確認してください: https://wiki.ubuntu.com/MeetingLogs/Server/20090317

  • KVMのHardyへのバックポート(Backport)
    • kirklandはHardy向けに用意した、kvm-84パッケージのテストを依頼しました(訳注:詳しくはコミュニティニュースにある「KVMのテスト要請」をご覧ください)。目標は、HardyでSRUを行うことです。セキュリティ脆弱性の修正も含まれる新しいバージョンへのアップデートに対する最善のテスト方法についての議論も行われました。次の手順が提案されています:~ubuntu-vert PPA -> hardy-backports -> hardy-{proposed|security} -> hardy-updates

    • 決定事項: kvm-84をHardyへバックポートするにあたって、ubuntu-virt PPAからkvm-84を利用する方法とそのテスト要請を、kirklandがブログに書く
  • Jauntyでのlikewise-open 5
    • ttxは、likewise-open-5に対するFeature Freeze exceptionが認められ、パッケージをアップロードしたことを報告しました。さらに、4.1から5.0へアップグレードする際は一旦ドメインから抜け再度参加する必要があるため、likewise-open 4.1パッケージとは別に新規のパッケージを作成したことも伝えています。Jauntyでは、Likewise Open 5とLikewise Open 4.1が共存することにになるでしょう。Karmicでは、全てのユーザがスムーズに4.1から最新版へ移行できるように、上流と協力して作業を行う予定です。これに関する告知を行う方法が議論され、UbuntuサーバーガイドとDebian.Newsファイルを利用することが、もっとも適切であると決まりました。
  • screen-profilesをデフォルトで動作させるかどうか
    • kirklandは、EC2インスタンスにscreen-profilesを標準でインストールするべきかどうか、そしてEC2システムにログインしたときにscreenを実行させるべきかどうかについての質問を行いました。zulとsoren、ehammond1は既に議論を行っており、これに反対していました。キーバインディングの衝突といったいくつかの懸案事項もあったためです。次のリリースサイクルまで、議論が先送りされることになりました。
  • 次のミーティング日程について
    • 次のミーティングは、3月24日(火)の15:00 UTCから、#ubuntu-serverで行われます。

http://ubuntuserver.wordpress.com/2009/03/18/server-team-20090317-meeting-minutes/

QA Teamのミーティング議事録: 3月18日

品質管理チーム(QA Team)のミーティング議事録です。IRCのログについては、次のページで確認してください: http://irclogs.ubuntu.com/2009/03/18/%23ubuntu-meeting.html

  • UbuntuBugDayの報告

    • 先週の木曜日(訳注:12日)に、Sambaパッケージに関するバグの整理(BugDay)を行いました。コミュニティやServer Teamから数多くの人に参加していただくことができました。品質管理チームは参加者、中でも特に数多くの作業をこなしてくれたpauldufとjgoguen、digal50、そしてServer Teamとして数々の質問に答え、Bug Dayの宣伝も行ってくれたttxとmathiazに感謝を述べます。

  • 新しいバグ管理メンバー(Bug Control Member)
    • 新しいバグ管理メンバーとなったAndres Mujicaを歓迎します。Andresは、特にカーネルに関する報告に興味があるそうです。
    • さらに、立候補していたJoel Goguenについても現在審査中です。
  • Ubuntu Testing Dayの報告
    • 先日行われたTesting Dayでは、notify-osdの動作テストを行いました。ヨーロッパ時間においては、#ubuntu-testingチャンネルで活発な情報交換が行われたようです。 https://launchpad.net/ubuntu/+source/notify-osd

    • 次のTesting Dayは3月23日(月)に計画されており、Jauntyに対するスモークテスト(Smoke Testing)を行う予定です。
  • Bug Gravity(バグの重要値)
    • Brianは、バグの順位付け(Triaging)において重要度(Importance)の設定を行う際に参考になる、「Bug Gravity」という報告制度を作成しました。 http://people.ubuntu.com/~brian/tmp/gravity/

    • この制度では、タグやバグが非公開かどうか、重複や登録者、ユーザへの影響度にあわせて重み(gravity)が計算されます。この制度を常に実行できるよう、QAサーバーに移行してはどうかという議論が行われました。
  • パッチのテスト作業の流れ
    • バグ報告に添付されたパッチをテストする方法を、Brianが文書化しました。
    • この文書は、次のページで確認することができます: https://wiki.ubuntu.com/Bugs/PatchTesting

  • Mozillaのようなトップページ
    • Mozilla QAのトップページ(Landing page)に基づき、Ubuntu QAのトップページも新しいメンバーを引きつけられるような、見た目が良くシンプルな内容に変更してはどうかという議論が行われました。Dave Murphyがアイデアなどをまとめることを引き受けました。
  • Checkbox 0.7
    • Checkboxの新しいバージョンがリリースされ、Jauntyにアップロードされました。この新バージョンには、サスペンド/レジューム用のテストスクリプトに加えて、素晴らしい新機能などが搭載されています: https://launchpad.net/checkbox

http://blog.qa.ubuntu.com/node/39

コミュニティスポットライト

Behind MOTU: Roderick Greening(rgreening)へのインタビュー

今回のBehind MOTU(MOTUの舞台裏)は、先日MOTUになったばかりのRoderick Greeningにインタビューを行っています。カナダはニューファンドランド・ラブラドール州セント・ジョンズに在住のRoderick Greeningは、1993年からLinuxを使っています。彼は、2006年からKubuntuを使い始め、家族や友人がKubuntuに移行する手伝いもしました。MOTUになるために彼がまず始めたことは、knetworkmanagerが動かなくなったときに、IRCで開発者に対して自分ができることは何かないかと尋ねたことでした。後見人(sponsor)による助けや数多くの文書を読むことで、最終的に彼はMOTUへと抜擢されたのです。MOTUの作業の中でも楽しいことは、豊富な知識を持った人々と繋がりをもてることだと彼は言います。Roderickは彼の自由な時間の多くをUbuntuに投入していますが、読書や写真、妻や犬との過ごす時間も大事にしているそうです。インタビューの内容は、次のページを参照してください。

http://behindmotu.wordpress.com/2009/03/16/roderick-greening-rgreening/

今週行われるミーティングとイベント

2009年3月23日(月)

Beta Smoke Testing Day

2009年3月24日(火)

アジア・オセアニア地域の委員会(Asia Oceania Membership Board)のミーティング

技術委員会(Techinical Board)のミーティング

  • 開始時間: 15:00 UTC
  • 終了時間: 16:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

Server Teamのミーティング

Desktop Teamのミーティング

Kernel Teamのミーティング

  • 開始時間: 17:00 UTC
  • 終了時間: 18:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

2009年3月25日(水)

PyCon

Foundation Teamのミーティング

  • 開始時間: 16:00 UTC
  • 終了時間: 17:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

QAチームのミーティング

2009年3月26日(木)

PyCon

DocumentationStringFreeze

Jaunty BetaRelease

モバイルチームのミーティング

  • 開始時間: 12:00 UTC
  • 終了時間: 13:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

Javaチームのミーティング

  • 開始時間: 14:00 UTC
  • 終了時間: 15:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

MCのミーティング

  • 開始時間: 17:00 UTC
  • 終了時間: 18:00 UTC

2009年3月27日(金)

PyCon

MOTU評議会(MOTU Council)のミーティング

  • 開始時間: 04:00 UTC
  • 終了時間: 05:00 UTC
  • 場所: IRCチャンネル #ubuntu-meeting
  • 議題: 未定

Jaunty Weekly Release Meeting

2009年3月28日(土)

PyCon

2009年3月29日(日)

PyCon

Ubuntu 6.06, 7.10, 8.04, 8.10に対するアップデートとセキュリティ情報

セキュリティアップデート

Ubuntu 6.06のアップデート

  • 報告はありません

Ubuntu 7.10のアップデート

  • 報告はありません

Ubuntu 8.04のアップデート

  • 報告はありません

Ubuntu 8.10のアップデート

過去の記事とRSSフィード

Ubuntuウィークリーニュースレターのバックナンバーは次のページからから辿ることができます:

Ubuntuウィークリーニュースレターの英語版であれば、次のサイトからRSS経由で購読することも可能です:

http://fridge.ubuntu.com/uwn/feed

更なるUbuntuニュース

ここに掲載されていないようなニュースやお知らせは次のサイトで見つけることができます:

おわりに

Ubuntuウィークリーニュースレターをお読みいただきありがとうございます。

それではまた来週お会いしましょう!

クレジット

Ubuntuウィークリーニュースレターは以下の人々の協力によって成り立っています:

  • John Crawford
  • Craig A. Eddy
  • Jeff Martin
  • Dave Bush
  • Kenny McHenry

  • Liraz Siri
  • Scott Gwin
  • Isabelle Duchatelle
  • その他大勢の方々

さらに日本語への翻訳は、以下のメンバーで行いました。

  • afujihara
  • Fumihito YOSHIDA
  • Kentaro Kazuhama
  • Mitsuya Shibata

用語集

  1. FOSS - Free Open Source Software.
  2. IRC - Internet Relay Chat.
  3. KVM - Kernel based Virtual Machine.
  4. LDAP - Lightweight Directory Access Protocol.
  5. LVM - Logical Volume Manager.
  6. MOTU - Master Of The Universe - Developers responsible for the Universe and Multiverse repositories.
  7. OEM - Original Equipment Manufacturer.
  8. OS - Operating System.
  9. PPA - Personal Project Archive.
  10. QA - Quality Assurance.
  11. SRU - Stable release updates.
  12. UF - Ubuntu Forums.
  13. VNC - Virtual Network Computing.

上記以外の頭字語・略語については次のサイトをご覧ください: https://wiki.ubuntu.com/UbuntuWeeklyNewsletter/glossary

Ubuntuに参加する

Ubuntuコミュニティは複数の個人と団体から成り立っており、Ubuntuの配布やアドバイス、技術サポートの提供、さまざまな機会における宣伝への手助けといった、いろいろな種類の活動を行っています。どのような形での貢献も重要であり、誰でもそれを行うことができます。ぜひコミュニティに参加し、Ubuntuの開発や宣伝への貢献を行ってください。 http://www.ubuntu.com/community/participate

Ubuntuウィークリーニュースレターについて

このニュースレターの英語版はUbuntu Weekly News Teamが作成しています。英語で提供したい記事や提案がある場合は、Ubuntu News Teamのメーリングリスト( https://lists.ubuntu.com/mailman/listinfo/Ubuntu-news-team )に参加し、投稿してください。提案であればWiki( https://wiki.ubuntu.com/UbuntuWeeklyNewsletter/Ideas )に追加する形でもかまいません。また、日本語版に日本の記事を追加したい場合は、UWN Japanese Translatorsのメーリングリスト( https://launchpad.net/~uwn-jp )で提案するか、最新の草案に記事を追加してください。未刊行のニュースレターを加筆・修正したい場合も自由にWikiページを編集してください。Ubuntuに対して技術サポートを受けたい場合や質問がある場合は ubuntu-users@lists.ubuntu.com でお尋ねください。

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UbuntuWeeklyNewsletter/Issue134/JP (last edited 2009-03-26 14:10:39 by KD119105236119)