Ja

Table of Contents

Contents

  1. はじめに
      1. サポート期間
      2. 公式フレーバーのリリースノート
  2. Ubuntu 16.04の入手
    1. Ubuntu 16.04のダウンロード
    2. Ubuntu 14.04 LTS ないしは 15.10からのアップグレード
  3. 16.04 LTSの新機能
    1. Snapアプリケーションフォーマット
    2. アップデートされたパッケージ
      1. Linux kernel 4.4
      2. Python 3
      3. VIM は python3 をデフォルトとします
      4. Golang 1.6
      5. OpenSSH 7.2p2
      6. GNU toolchain
      7. Apt 1.2
    3. IBM LinuxONE および z Systems 向け Ubuntu
    4. Ubuntu Desktop
      1. 全般
      2. UnityとCompiz
      3. LibreOffice
    5. Ubuntu Server
      1. 全般
      2. OpenStack Mitaka
      3. libvirt 1.3.1
      4. qemu 2.5
      5. Open vSwitch 2.5.0
      6. Ceph Jewel
      7. Nginx
      8. LXD 2.0
      9. docker 1.10
      10. PHP 7.0
      11. MySQL 5.7
      12. Juju 2.0
  4. 既知の問題
    1. 起動、インストールおよびインストール後
      1. UEFIモードでXenホストをインストール
    2. アップグレード
    3. IBM LinuxONE および z Systems 特有の既知の問題
      1. 完全に自動化された preseed インストール
      2. zfcpdump はまだ利用できません
      3. インストール時のパラメータはインストールされたシステムには伝わりません
      4. PCI/RoCEでのIPv6
      5. SCSI LUNの検出における問題
      6. z/EDC compression card
    4. デスクトップ
      1. Unity 7
      2. Ubuntu ソフトウェア
    5. サーバー
      1. Apache httpdにおけるHTTP/2のサポート
    6. グラフィックスとディスプレイ
      1. fglrx
      2. 第6世代インテルコアCPUとllvmpipeソフトウェアラスタライザー
  5. 公式フレーバー
  6. より詳しい情報
      1. バグレポート
      2. Ubuntuに参加するには
      3. Ubuntuに関して

はじめに

このリリースノートには、 Ubuntu 16.04 LTS (Xenial Xerus)のリリース概要とUbuntu 16.04とそのフレーバーに関する既知の不具合を記述しています。

サポート期間

Ubuntu 16.04のUbuntu Desktop、Ubuntu Server、Ubuntu Core、Ubuntu Kylin、で5年間サポートされます。その他すべてのフレーバーのサポート期間は3年間です。

公式フレーバーのリリースノート

各公式フレーバーのリリースノートは、こちらで確認できます。


Ubuntu 16.04の入手

Ubuntu 16.04のダウンロード

ISOイメージは、以下からダウンロードできます。お近くのミラーからも入手できるでしょう。

ISOイメージのダウンロードサイト:

http://jp.releases.ubuntu.com/16.04/ (Ubuntu Desktop and Server)
http://releases.ubuntu.com/16.04/ (Ubuntu Desktop and Server)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu/releases/16.04/release/ (Less Popular Ubuntu Images)
https://cloud-images.ubuntu.com/releases/16.04/release/ (Ubuntu Cloud)
http://cdimage.ubuntu.com/netboot/16.04/ (Ubuntu Netboot)

http://cdimage.ubuntu.com/kubuntu/releases/16.04/release/ (Kubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/16.04/release/ (Lubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntustudio/releases/16.04/release/ (Ubuntu Studio)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-gnome/releases/16.04/release/ (Ubuntu GNOME)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntukylin/releases/16.04/release/ (Ubuntu Kylin)
http://cdimage.ubuntu.com/ubuntu-mate/releases/16.04/release/ (Ubuntu MATE)
http://cdimage.ubuntu.com/xubuntu/releases/16.04/release/ (Xubuntu)
http://cdimage.ubuntu.com/mythbuntu/releases/16.04/release/ (Mythbuntu)

Ubuntu 14.04 LTS ないしは 15.10からのアップグレード

14.04 LTS から LTS へのアップグレードは、約3ヶ月後の 16.04.1 LTS リリースで可能となる予定です。

デスクトップ環境でアップグレードするには、次の手順を用います:

  • システム設定から「ソフトウェアとアップデート」を開きます。
  • 3つめの「アップデート」と書かれたタブを選択します。
  • 「Ubuntuの新バージョンの通知」のドロップダウンメニューを 15.10 を使用している場合は「すべての新バージョン」に、14.04 LTS を使用している場合は「長期サポート(LTS)版」に設定します。
  • Alt + F2を押してコマンドボックスに"update-manager"と入力します(ダブルクオーテーションは付けません)。
  • 「ソフトウェアの更新」が開いて、次のように表示されるはずです: 「16.04 LTSが入手可能です」
  • 「アップグレード」を押し、画面に表示される指示に従います。

サーバー環境でアップグレードするには、次の手順を用います:

  • update-manager-coreをインストールしていない場合はインストールします。

  • /etc/update-manager/release-upgradesに15.10を使用している場合はnormalと、14.04 LTSを使用している場合は、ltsと設定されていることを確認します。

  • sudo do-release-upgradeのコマンドでアップグレードツールを起動します。

  • 画面に表示される指示に従います。

注意: サーバーのアップグレードではGNU screenを使用しており、通信が切断されてしまった場合などでも自動的に再アタッチします。

Ubuntu DesktopやUbuntu Server向けのオフラインでのアップグレードオプションはありません。公式ミラーや各地の接続可能なミラーのいずれかにネットワーク接続できることを確認して、上記の指示に従ってください。

16.04 LTSの新機能

Snapアプリケーションフォーマット

Ubuntu 16.04 LTSは、新しいアプリケーションフォーマットであり、従来のdebパッケージと並行してインストールできる「snap」を導入しました。これら2つのパッケージフォーマットは、互いに共存することができ、これによってUbuntuは開発とアップデートのための既存プロセスを維持することができます。 より詳しい情報はこちらにあります。

アップデートされたパッケージ

Ubuntuでは、新しいリリースごとに、パッケージ群(アプリケーションや各種ソフトウェア)が非常に早いペースで更新されます。これらのパッケージの多くは、Debianのunstableブランチから自動的に「sync」されたものです。中には、Ubuntu 16.04用に明示的に「pull」されたものもあります。

Ubuntu 16.04 に取り込まれたすべてのパッケージリストを確認するには、 xenial-changes メーリングリストを購読してください。

Linux kernel 4.4

Ubuntu 16.04 LTS は長期サポート版の Linux リリースシリーズ 4.4 をベースにしています。

Python 3

Python 2 はもうサーバー、クラウド、 touch のイメージではデフォルトではインストールされません。Python 3 万歳! Python 3 自体も 3.5 シリーズへアップグレードされています。

Python 2 をベースにした自分のプログラムを使っていても、恐れる必要はありません! Python 2 は当分の間は(python パッケージとして)利用し続けることが出来ます。しかし、将来の Ubuntu のバージョンでもベストなサポートをするには Python 3 にコードをポートすることを考慮すべきです。 https://wiki.ubuntu.com/Python/3 にはこの件に関するアドバイスやリソースがあります。

VIM は python3 をデフォルトとします

標準のVIMパッケージはpython2ではなくpython3用にビルドされています。つまりpython2インタープリターを必要とするVIMプラグインもはや動作しないということです。この問題に対応するため、たとえばvim-gnome-py2のように、python2をサポートした代替のVIMパッケージを用意しています。これらのパッケージはalternativesシステムを用いて、既定のvimコマンドに設定できます。

  • sudo update-alternatives --set vim /usr/bin/vim.gnome-py2

Golang 1.6

golang ツールチェインは 1.6 シリーズにアップグレードされ、 gccgo は GCC 6.1 release candidate 1 へとアップグレードされました。したがってサポートするすべてのアーキテクチャにおいて、両方のコンパイラが同じレベルの標準ライブラリとコンパイラ機能を提供します。

OpenSSH 7.2p2

最近の OpenSSH リリースではいくつかの弱い、レガシー、安全ではないのどれか1つ以上に当てはまる暗号法を無効化しました。もしシステムを SSH 越しにリモートでアップグレードしている場合、アップグレード後にもアクセスを確保できるように、これらの暗号法でアクセスしていないかを確認すべきです。

  • レガシーな SSH version 1 プロトコルのサポートはコンパイル時にデフォルトで無効にされています。これが意味するのは ssh_config(5) 内の Cipher キーワードが事実上もはや使えないということです。プロトコル 2 を代わりに使うために Ciphers を使ってください。 openssh-client-ssh1 パッケージには "ssh1" 、 "scp1" 、そして "ssh-keygen1" バイナリーが含まれており、時代遅れの SSH1 のみをサポートしているサーバーに接続する代替の方法がない場合に、使用することができます。この場合、サーバー管理者やシステムベンダーに連絡を取り、アップグレードしてくれるように要請してください。

  • 1024ビット diffie-hellman-group1-sha1 鍵交換のサポートは実行時にデフォルトで無効にされています。これは アップストリームの指示 に従うことで再有効にすることができるかもしれません。

  • ssh-dssssh-dss-cert-* のホストおよびユーザーキーは実行時にデフォルトで無効にされています。これも アップストリームの指示 に従うことで再有効にすることができるかもしれません。

  • レガシーな v00 証明書フォーマットのサポートは削除されました。

  • いくつかの暗号は ssh ではデフォルトで無効になりました。 blowfish-cbccast128-cbc 、すべての arcfour 系統および rijndael-cbc の AES 向けエイリアスです。

  • MD5 ベースの Truncated HMAC アルゴリズムは ssh ではデフォルトで無効となっています。

GNU toolchain

glibc は 2.23 リリースへ、 binutils は 2.26リリースへ、 GCC は GCC 5 ブランチ(GCC 5.3.0 の後継)の最新スナップショットへとアップグレードされました。

Apt 1.2

Apt 1.2 には Apt 1.1 で導入された新しい特権分離機能が含まれています。重要なポイントは、様々な通信方法(HTTP、HTTPS、FTP)において、外部ネットワークへ通信するときや、その結果を解析するときに、特権を与えられていない"_apt" ユーザーを利用するようになったということです。

IBM LinuxONE および z Systems 向け Ubuntu

Ubuntu 16.04 LTS には IBM メインフレームコンピューター向けの64ビット z/Architecture の新しいポートが含まれています。これは実質的には Ubuntu Server および Cloud の完全なポートで、およそ 95% のバイナリーパッケージが利用できるものです。私たちは OpenStack ソフトウェアや Juju 、 MAAS 、 LXD そしてより多くをこのプラットフォームで動かせるようになることを期待しています。

このポートに関するさらなる情報は https://wiki.ubuntu.com/S390X をご覧ください。

Ubuntu Desktop

デスクトップにおける16.04のメインテーマは、不具合の修正とさらなる品質向上です。

全般

  • GNOMEはほとんどが3.18にアップグレードしました。GLibは(GNOME 3.20相当の)2.48にアップグレードしました。
  • Ubuntuソフトウェアセンターは廃止され、GNOMEソフトウェアに置き換わります。これにより、より迅速なストアエクスペリエンスがもたらされます。また我々のアーカイブメタデータはDebianと協調して管理されるようになりました。従来のUbuntuソフトウェアセンターのユーザーにとってわかりやすいように、「Ubuntuソフトウェア」という名前に変更されています。
  • すべての標準アプリケーションとライブラリーはWebKit 2を利用するようになりました。

  • GNOMEカレンダーが標準でインストールされます。
  • EmpathyとBraseroは標準ではインストールされなくなりました。
  • Chromiumはバージョン48へアップグレードされました。
  • Firefoxはバージョン45へアップグレードされました。
  • 初期設定ではDashのオンラインサーチが無効化されました。
  • GreeterでのHiDPIサポートが改善しました。
  • 標準でインストールされる言語が増えました。 詳細はこちら

  • 多くのバグが修正されました。

UnityとCompiz

  • Launcherのファイルマネージャーとデバイスとの統合が改善しました。
  • クイックリストから、取り外し可能なデバイスのフォーマットがサポートされました。
  • ヘッダーバーを利用するgtkアプリケーションのサポートが改善しました。
  • Switcherとバックエンドでのスプレッドが改善されました。
  • Super + Ctrl + Wによるアプリケーションのスプレッドが有効になっています。
  • Unityコントロールセンターに、メニューを「常に表示」するオプションが追加されました。
  • GNOMEのキー操作が改善しました。
  • Dashが新しいオーバーレイスクロールバーに対応しました。
  • Dashのテーマサポートが改善しました。
  • HiDPI環境でのカーソルのスケーリングがサポートされました。
  • 他のどこかでアプリケーションが起動している場合、Launcherで起動中のアイコンが示されるようになりました。
  • Launcherを画面下部に移動できるようになりました。

LibreOffice

LibreOffice 5.1はパッケージ全体に数多くの改善が加えられました。これらの改善に関するさらなる情報は こちらから利用できる LibreOffice のリリースノートを参照してください。 こちら から新しい機能のいくつかを取り上げているビデオを見ることができます。

全般

ワードプロセッサ:Writer

  • 長年の要求であった「空白の非表示」オプションが追加されました。
  • 差し込み印刷のデータソース定義はファイル内に保存される様になりました。 http://vmiklos.hu/blog/mail-merge-embedding.html

  • スペルチェックダイアログはもはや自動では閉じなくなりました。

表計算ドキュメント:Calc

  • 指数関数とべき乗近似曲線は負のY値に対応しました。
  • SUM関数がSSE3を活用することで高速化しています。
  • PNGエクスポートのサポートを追加しました。
  • 書式付き表示文字列を検索できるようになりました。

プレゼンテーション:Impress

  • スライド遷移にはOpenGL 2.1+が使用され、新しい遷移が追加されました。
  • ナビゲーションとソートのキーボード・ショートカットが追加されました。
  • スクリーンセーバーがKDE、XFCE、Mateで抑制されるようになりました。

Ubuntu Server

全般

16.04での新機能として、カーネルクラッシュ時のダンプ動作として、リモートダンプに対応するようになりました。これにより、クラッシュダンプをリモートサーバへSSH・NFSで転送することができます。詳細については、Ubuntu Server Guideを参照してください。

OpenStack Mitaka

Ubuntu 16.04には、最新のOpenStack “Mitaka”が含まれます。対応するコンポーネントは次の通りです:

  • OpenStack Identity - Keystone

  • OpenStack Imaging - Glance

  • OpenStack Block Storage - Cinder

  • OpenStack Compute - Nova

  • OpenStack Networking - Neutron

  • OpenStack Telemetry - Ceilometer and Aodh

  • OpenStack Orchestration - Heat

  • OpenStack Dashboard - Horizon

  • OpenStack Object Storage - Swift

  • OpenStack Database as a Service - Trove

  • OpenStack DNS - Designate

  • OpenStack Bare-metal - Ironic

  • OpenStack Filesystem - Manila

  • OpenStack Key Manager - Barbican

OpenStack “Mitaka”に関する詳細は、OpenStack Mitaka release notesを参照してください。

OpenStack Mitaka は、Ubuntu Cloud Archive経由で、Ubuntu 14.04 LTSでも利用できます。

Ubuntu 16.04には、Novaで利用できるLXDドライバ('nova-lxd')のリリース版も提供されます。

警告: 配備済みのOpenStack環境のアップグレードは単純なプロセスではありません。十分な注意とともに、環境ごとに個別にアップグレードをテストし、計画的なアップグレードを行うことをお勧めします。

OpenStackをJujuを用いてデプロイしている場合、OpenStack Charm Release Notesを確認してください。

libvirt 1.3.1

Libvirtは1.3.1リリースに更新されました。

qemu 2.5

QEMUは2.5リリースに更新されました。

詳細は、http://wiki.qemu.org/ChangeLog/2.5 を参照してください。

Open vSwitch 2.5.0

Ubuntu 16.04には、Open vSwitchの最新リリースである2.5.0が含まれます。このバージョンは、Open vSwitchのLTSリリースです。

Ubuntu 16.04はOpen vSwitchのDPDK(Data Plane Development Kit)対応も有効になっており、対応するネットワークカードを利用することで、ユーザースペースからパケットを高速に処理することができます。詳細は、openvswitch-switch-dpdkパッケージを確認してください。

Ceph Jewel

Ubuntu 16.04には、Ceph Jewelの安定版リリースの最新のリリース候補版(10.1.2)が含まれています。正式なリリース版へのアップデートは、16.04のSRUとして提供される予定です。

Ceph Jewelリリースの詳細については、upstreamのリリースノートを参照してください。

Nginx

Ubuntu 16.04には、Nginx Webサーバの1.9.15が含まれています。また、今後リリースされる予定のNginxの安定版リリースである1.10.0も、リリース後にSRUとして提供される予定です(パッケージのバージョンとしては、1.9.15の文字列を擬似的に含んだものになります)。このバージョンのNginxはHTTP/2をサポートしています(以前のSPDYサポートを置き換えます)。

LXD 2.0

Ubuntu 16.04 LTSにはLXDが含まれます。これは、新しく軽量な、そしてネットワーク事情を十分に考慮したコンテナマネージャソフトウェアで、仮想マシンのようなユーザーエクスペリエンスを、コンテナ技術を利用して構成するものです。

LXDは、Serverインストールを選択したUbuntu 16.04には、デフォルトでインストールされています。クラウドイメージも同様です。Desktop環境ではインストールが必要ですが、簡単に導入できるようになっています。これはシンプルなコマンドラインクライアントを用いてスタンドアローンで利用することもできますし、JujuのCharmをデプロイして多くのコンテナを制御したり、あるいはOpenStackのような大規模環境で利用することもできます。

LXCのコンポーネント、LXC・LXCFS・LXDは、16.04 LTSでは2.0になりました。

LXDの詳細は、次のURLを参照してください: http://www.ubuntu.com/cloud/lxd/

LXD 2.0の新機能を把握するには次のURLを参照してください: https://www.stgraber.org/2016/03/11/lxd-2-0-blog-post-series-012/

docker 1.10

dockerパッケージはバージョン1.10に更新されます。注意:この更新により、既存のイメージを新しいフォーマットに更新する必要があります。最初にサービスを起動する際に自動的に処理されます。この更新処理はかなりの時間を必要とし、また、システムに大きな負荷をかけます。詳細は、https://docs.docker.com/engine/migration/ を参照してください。

PHP 7.0

PHPは7.0にアップグレードされます。注意:この更新により、カスタムPHPエクステンションの改修が必要になります(https://wiki.php.net/phpng-upgrading) 。あわせて、既存のPHPのコードを改変する必要があるかもしれません (http://php.net/manual/en/migration70.php) 。

  • NGINXとPHP 7.0
    • 以前のバージョンで、PHP5 FPM設定をNGINX環境で利用していた場合、手動で設定を更新する必要があります。 (詳細:http://dark-net.net/nginx-http2-php7.0).

たいていのPHPに依存するパッケージは、PHP7への更新に際して、リビルドもしくはアップグレードが必要になりました。対応できなかったパッケージは、アーカイブサーバーから削除されています。ただし、この処理にはひとつだけ例外があり、Drupal7だけは残っています。

  • Drupal7は16.04のリリース時点ではupstreamによるテストを通過していません (https://www.drupal.org/node/2656548) 。upstreamによるPHP7.0サポートが開始されたことが確認され次第、SRUが提供されます。それまでの間、16.04ではdrupal7パッケージはインストールできません。

MySQL 5.7

MySQLは5.7に更新されます。いくつかの既存の設定ディレクティブは、挙動が変更になったり、あるいは「deprecated」扱いになっています。既存のMySQL環境で設定ファイルに手を入れている場合、加えた変更を5.7環境に合わせて更新する必要があるでしょう。詳細は、bug 1571865を参照してください。

MySQLのrootパスワードを空にしている場合、パスワードに関するふるまいが変化しています。16.04のパッケージでは、MySQLのrootパスワードが空の場合、ソケット経由での認証を暗黙で有効にします。これは、非rootユーザーがソケット経由で接続する場合、パスワードなしでMySQLのrootユーザーになれなくなることを意味します。詳細は、NEWSファイルを参照してください。

Juju 2.0

JujuとJuju UIは2.0beta4に更新されます。Juju 2.0の正式リリースは、16.04のリリース後に提供される予定です。パッケージ名は juju-2.0 です。Juju 1.25.5も用意され、こちらは juju パッケージとして、既存の環境向けに提供されます。2.0への移行の前に、upgrade documentationを参照してください。

Jujuは、AWS, Microsoft Azure, Google Cloud Engine, Rackspace, Joyent, LXD, MAASと、個別環境へのデプロイをサポートします。

  • Juju Charm Store には、300を超えるCharmが準備されています。これらのほとんどはTrustyベースのインスタンスをデプロイしますが、16.04ベースのCharmの開発もスタートしており、Jujuのリリースとは別に提供される予定です。

  • Juju Core Release Notes

  • Juju GUI Release Notes

既知の問題

どんなリリースでも予想される通り、Ubuntu 16.04のこのリリースにもユーザーが陥りそうな重大な既知の不具合がいくつか存在します。この時点で判明しているバグ(およびいくつかの回避策)をここに記しますので、これらの不具合を再度報告するのに無駄な時間を費やす必要はありません。

起動、インストールおよびインストール後

UEFIモードでXenホストをインストール

現在のところ、XenハイパーバイザーをgrubからUEFIモードでブートすることは不可能です。しかしながら、パッケージはこれを検知しておらず、Xenモードでのブートをデフォルトに設定します。そのため、UEFIモードのいかなるマシンでもXenハイパーバイザーをインストール しないでください (さもなくば、レガシーモードをまず有効にしてください)。これに関しての詳細は バグレポート をご覧ください。

アップグレード

MySQLサーバー設定をカスタマイズしているユーザーはアップグレード中に、MySQL 5.7の設定ディレクティブの変更に伴うメンテナスクリプトのエラーに遭遇するかもしれません。これは手動で修復する必要があります。 一般的なMySQLアップデートノート を見て、これに関する詳細と、一般的なケースにおける修復のための指示を確認してください。

IBM LinuxONE および z Systems 特有の既知の問題

完全に自動化された preseed インストール

現時点ではDASDドライバーを使う場合のみ、preseedによる完全に自動化されたインストールを行えません。zfcpインストールには s390-zfcp/zfcp preseed 鍵が利用できます。詳しい情報は次をご覧ください。 https://bugs.launchpad.net/bugs/1572941 https://bugs.launchpad.net/bugs/1564788

zfcpdump はまだ利用できません

zfcpdumpカーネルはまだ利用できません。後日、SRUとして利用できる予定です。詳細は https://bugs.launchpad.net/bugs/1565841 をご覧ください。

インストール時のパラメータはインストールされたシステムには伝わりません

特別なカーネルパラメータ、例えば、cio_ignoreでインストールが行われる場合、インストールされたシステムにこれらは伝わりません。 /etc/zipl.conf を編集してこれらを適用し、 sudo zipl を再実行して、IPLをアップデートしてください。詳細は https://bugs.launchpad.net/bugs/1571561 を参照してください。

PCI/RoCEでのIPv6

LinuxカーネルのIPv6スタックには、PCI/RoCEカードに関する問題があります。IPv4におけるPCI/RoCEカードは完全にサポートされています。IPv6 PCI/RoCEを完全にサポートするためには、リリース後に最初のSRUカーネルでアップグレードする必要があります。詳細は https://bugs.launchpad.net/bugs/1572291 をご覧ください。

SCSI LUNの検出における問題

DS8870ストレージーサーバー上で、μCode Bundles 87.51.xx.0 (LMC 7.7.51.xx)と共にSCSI LUNをNPIVを有効化したzfcpアダプター経由で使用すると、検出できないという問題が発生します。詳細はチケットを参照してください。

z/EDC compression card

z/EDC compression cardの利用にも問題があります。詳細はチケットを参照してください。

デスクトップ

Unity 7

Ubuntu ソフトウェア

サーバー

Apache httpdにおけるHTTP/2のサポート

Apache httpdのアップストリームプロジェクトでは、HTTP/2サポートを実験的な機能とみなしています。したがって我々はHTTP/2の機能を、LTSリリースにおける5年間のサポートに適切ではなく、メンテナンスもできないと判断しました。このため、UbuntuのApache httpdビルドではHTTP/2を利用できません。

Apache httpdのアップストリームがHTTP/2サポートを実験的ではないとみなすようになれば、UbuntuでもHTTP/2サポートを有効にした安定版リリースを提供することを予定しています。しかし最終的な判断は、その時点において、既存のXenialのユーザーに与えるリグレッションのリスクに対する評価の結果に依存します。

グラフィックスとディスプレイ

fglrx

fglrxドライバーは16.04ではもはや非推奨とされ、我々はそのオープンソースの代替(radeon および amdgpu)を推奨します。AMDはこれらのドライバーに多くの成果を挙げており、我々はLinux 4.5のカーネルコードからバックポートしてより良いエクスペリエンスを提供します。

Ubuntu 16.04へ以前のリリースからアップグレードする場合、fglrxドライバーとxorg.confとの双方は削除され、システムはamdgpuドライバーないしはradeonドライバーのいずれかを使用するように設定されます(いずれになるかは、利用可能なデバイスによります)。

さらなる情報は、 https://tjaalton.wordpress.com/2016/03/11/no-catalystfglrx-video-driver-in-ubuntu-16-04/ で利用可能です。

第6世代インテルコアCPUとllvmpipeソフトウェアラスタライザー

LLVM-3.8はサーバー向けCPU(訳注:Skylake Xeon)のみ有効にすべきAVX512を、すべての第6世代インテルコアCPU(Skylake)で有効にしています。このため、Mesa llvmpipeドライバーを使っている場合に、ユーザーセッションの開始に失敗してしまうことがあります。これはシステムがオープンソースドライバーでネイティブにサポートされていない独立したGPUを持っている場合のみ発生する可能性があります。

この不具合はリリース後の更新で対応する予定です。この問題が出ているマシンにインストールするには、起動しないライブセッションの代わりにインストーラーを直接起動し、「Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする」のオプションを選択してください。これにより初回ログインより前に更新されたパッケージがインストールされます。https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/llvm-toolchain-3.8/+bug/1564156


公式フレーバー

公式フレーバーの各リリースノートは、以下のリンクで参照できます:

より詳しい情報

バグレポート

あなたのコメントやバグレポート、レポートへのコメント・パッチの投稿・提案は、バグの修正や将来のリリース品質の改善につながります。ツールを用いてバグを報告してください

バグの修正を通じて貢献したいのであれば、Bug Squad ページが役に立つでしょう。

Ubuntuに参加するには

Ubuntuを支援したいのであれば、以下の支援できる方法の一覧に目を通してみてください。

Ubuntuに関して

Ubuntuに関するより詳しい情報は、UbuntuのWebサイトUbuntu wikiを確認してください。

Ubuntuの開発に関するアナウンスを受け取るには、Ubuntu-devel-announceメーリングリストを購読してください。

XenialXerus/ReleaseNotes/Ja (last edited 2016-07-13 16:04:33 by kuromabo)